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2012.10.26

樋口久子 森永製菓ウイダーレディス 1日目

福島県出身の竹末裕美が9年ぶりに首位発進

 2012年度LPGAツアー第31戦『樋口久子 森永製菓ウイダーレディス』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)の大会1日目が、千葉県市原市の森永高滝カントリー倶楽部(6,652Yards/Par72)で開催された。

 天候:晴れ、気温:21.7℃、風速:3.3m。抜けるような清々しい青空の下スタートした初日。好スタートを切ったのは、プロ11年目の竹末裕美と全美貞(ジョンミジョン・韓国)。共に5アンダーとスコアを伸ばし首位に並んだ。1打差の3位タイに森田理香子、藤本麻子、金ナリ(キムナリ・韓国)の3選手が続いている。

 2003年の『ヨネックスレディス』以来、約9年ぶりとなる首位発進となった竹末裕美。「(9月の)日本女子オープンの時もショットは悪くなかったですし、パッティングも悪くないけど入っていなくて。今日はやっと噛みあった感じです。後半戦から良くなるのが私の一年を通してのパターンなんです。慣れた頃には試合が終わっちゃうんですけどね(笑)」と、67の好スコアに笑顔を見せた。 「先週腰が痛くなって、無理をしないようにあんまり練習していないんですけど、30歳になってから結構限界を感じています」と体調面に不安を抱えるが、今週は“省エネ”と語る調整方法が奏功。2003年『マスターズGCレディース』でのツアー初優勝時にも「風邪で熱が出たので、点滴を打ちました。余計な力が入らなかったのが良かったのかも」と、強豪カリー・ウェブらを抑えて堂々の優勝を果たしただけに、竹末にとっては悪い材料ではない。

 ツアー初優勝後は、4年連続でシード権を逃すなど苦しい時期が続いた竹末。現在も賞金ランキング54位で、来季のシード権(永久シード選手を除く上位50名)獲得まであと一歩だが、「体力的にも精神的にもピークというか、限界を感じてきている。シードを取ることよりも一試合一試合を大事にやっていきたい」とシード権に対してはあくまで控えめ。「今はすごく若い選手が多いですし、飛距離が出る選手もいるので、私はいかにアプローチで拾っていくか。でも一年を通して戦うのに、拾うゴルフは辛い。アプローチとパターで拾って毎試合はキツイですね」と満身創痍の状態だが、2003年の優勝時のような落ち着いたプレーが出来れば、周囲を“あっ”と言わせるシーンが見られるかもしれない。


全美貞 (1位タイ:-5)
「(18番はバンカーに入りアンラッキーで?)越えられる距離だったんですけど、当たりも悪かったし…。(それまでは)ショットも、パットも良かったですね。今週はスイングとか思った通りにやろうと思っています。スイングで気にしているところは体重移動ですね。(スコア的にも良い初日で)スコアよりショットとか内容とか、自分の思った通りに出来たので、納得のラウンドだったと思います」。

森田理香子 (3位タイ:-4)
「(ナイスノーボギーで?)また、できましたね。最近、ミスをしても諦めるんじゃなく、忘れるというか、次にという気持ちができているし、ショット、パットは3日間変わらないので、気持ちの中で安心があります。(一緒に回った宮里美香さんは)昔から戦っている時の目が鋭くてカッコいいなと思っていました。今日だけに満足せず、明日からもノーボギーで回りたいです。欲を出さずに明日からもコツコツとやっていきたいと思います」。

藤本麻子 (3位タイ:-4)
「前半はコースが比較的に自分の中で伸ばしやすい印象があって、"前半は伸ばすぞ"という意気込みで、去年5、6番でバーディーが取れなかったのですが、今年は教科書どおりのバーディーが取れて良いイメージでいけました。先週のマスターズでは香妻琴乃ちゃん、堀奈津佳ちゃんと回って、2人とも勢いのあるゴルフをしていて、私も以前はこんなゴルフだったなと。(最近は)調子が悪かったらセーフティーに行き過ぎた部分があったので。今週もすごく良いイメージで入れたし、コースも好きですし、1日目に良い位置で終われたので自信になりました。明日、明後日も自信を持っていければいいなと思います」。

横峯さくら (6位タイ:-3)
「(今日のラウンドは)70パーセントくらいですね。(先週から良い流れも多少続いていて)スコア的には3アンダーですし、前半、後半だと後半の方が難しいので、後半をイーブンで上がれてよかったという感じですね。(先週ああいう形でスイッチが入ったりとかは?)先週とは全然ちがうので…。(先週の)優勝争いは自分自身にはプラスになったと思います」。

宮里美香 (19位タイ:-1)
「9番でボギーを打ってからなかなかチャンスをつかめなくて、16、17番でもったいないボギーを打っちゃったし…。でも最後の18番でバーディーを取れたのでよかったです。今日はセカンドの距離感がイマイチでした。パーオン率が18分の11だったので、最近の私にしては良くないし、その分のスコアだったと思います。(明日に向けては)ショットを修正したいし、グリーン周りも練習したいですね。最後のバーディーで気持ちを切り替えられたと思うし、明日はもっとたくさんバーディーを取って自分のゴルフに集中していきたいです」。

有村智恵 (31位タイ:イーブンパー)
「(イーブンというスコアは)全部が悪かったというか…。ショットがグリーンを外すことが多かったので、それが一番の原因ですね。ショットもあまりイメージ良く振れていないので、うまく調整出来れば。今日はアイアンの距離感で全体的にオーバーを警戒して、ショートが多かったので、もっともっと攻めていっていいのかなと。明日は切り替えて、思い切ってゴルフしたいと思います」。

木戸愛 (31位タイ:イーブンパー)
「もう少し、良い終わり方をしたかったですね。後半落としてしまったので…。でもそんな中でも我慢できたし、良いところもありました。今日は良いところだけを思い出して、明日も明後日もあるので、じっくりコツコツやっていきたいです。後半は全体的に流れが苦しかったけど、良いパーも取れていたし、明日は取り返していきたいです」。

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