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2012.11.17

大王製紙エリエールレディスオープン 2日目

全美貞が首位を守る 1打差に佐伯三貴

 2012年度LPGAツアー第34戦『大王製紙エリエールレディスオープン』(賞金総額9,000万円、優勝賞金1,620万円)の大会2日目が、福島県いわき市の五浦庭園カントリークラブ(6,427Yards/Par72)で開催された。

 天候:雨、気温:13.9℃、風速:6.7m。強風の雨模様のなか行われた2日目。各選手のスコアが伸び悩むなか、単独首位からスタートした全美貞(ジョンミジョン・韓国)が2つスコアを伸ばし、通算8アンダーで首位を守った。1打差の2位には佐伯三貴、3打差の3位には井芹美保子、ニッキー・キャンベル(豪州)が続いている。

 中盤で連続ボギーを叩くなど苦しみながらも、首位を守った全。「今日は寒くて体が思うように動かず、ショットは良くなかったですけど、パットが良かったので結果が良かったです」とピンチの場面で、今シーズン平均パット数1位の実力を発揮。最終18番ホールでも、下りの難しいラインのバーディーパットを残したが、これを見事に沈めて佐伯を一歩リード。「明日も鍵はパターですね。パターが入ればスコアが作れると思います」と最終日もグリーン上での勝負を見据えていた。

 そして最終ホールまで全と接戦を演じ、1打差の2位につけた佐伯。「今日は風が強く、雨も降っていたのでスコアは伸びないと思っていましたけど、この天候のなかでも落ち着いて出来たと思います」とスタートホールの1番こそボギーとしたものの、その後は好調のショットを武器に、安定したプレーを見せた。「ドライバーのシャフトを変えて、飛距離が10ヤードは伸びました。それでだいぶゴルフが楽になりましたね」と飛距離アップにも成功し、技術面では不安の無い佐伯だが、「今週の火曜に風邪をひいてしまって…」と体調は思わしくない様子。それでも「返って力が抜けて良かったのかも」とプラスに捉えている。首位の全については「どういう時でも全さんはリズムが変わらない。自分はリズムが早くなってしまう方なので、早くなりそうな時は、全さんのプレーを見てプレーしていました。素晴らしいプレーヤーだと思いました」とそのプレースタイルを称える佐伯だが、「自分も今の調子の良いゴルフで、どれだけ試せるか。自分のベストを尽くしていきたい」と虎視眈々と優勝を狙う。

井芹美保子 (3位タイ:-5)
「今日はティーショットが真っ直ぐ行ってくれたのとセカンドのアイアンショットが安定していたので、風の計算とかもなく前半は上手くいってくれました。ショートホールとかで距離をあわせるのが横風で段々難しくなってきて、後半はバーディーチャンスにつくことも少なかったのですが、上手い具合に2パットでいけていたのが良かったのです。昨日、今日と良いゴルフができて、優勝を狙える位置にいるので、本当に伸び伸びとゴルフができると思います。明日はベストを尽くしてやりたいと思います」。

木戸愛 (5位タイ:-3)
「終盤、もうひとつスコアを伸ばすことができませんでした。まだ明日があるので、最後の最後まで諦めないでやり切りたいと思います。今日は全体的にイメージしきれていないところが多かったです。明日はイメージをしっかり持って、雰囲気を出してやりたいと思います。優勝というよりは、1打でも上に行きたいと思っています」。

鬼澤信子 (9位タイ:-2)
「この雨、この風、この寒さ…。この状況の中で、パープレーで回ってくることができたのは自分にとっては最高のゴルフでしょ!無事に予選を通過することもできたので、明日ゴルフができることに感謝しています。私にとって、今日のゴルフとともに明日のゴルフが、この1年のバロメーターになってくれるんじゃないですかね。明日は自分の持っているものを全部出し切りますよ!」。

竹末裕美 (82位タイ:+9)
「悔しいラウンドになりましたが、このゴルフが今の体力でできることなのかなと…。今の体力や体の状態ではこの寒さの中だと流石にきつかったです。でも、このゴルフが限界なのかなと思うと、やはり(引退の)決心もつきました。(競技生活で一番の思いでは?)もう、だいぶ昔のことにはなりますが、やはり優勝したことです。その後、辛いこともありましたが、また優勝して、あの気持ちに浸りたかったので頑張ることができました。なので、優勝したことが一番の思い出です」。

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