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2012.11.18

大王製紙エリエールレディスオープン 最終日

佐伯三貴が逆転で今季2勝目

 2012年度LPGAツアー第34戦『大王製紙エリエールレディスオープン』(賞金総額9,000万円、優勝賞金1,620万円)の大会最終日が、福島県いわき市の五浦庭園カントリークラブ(6,427Yards/Par72)で行われた。

 天候:晴れ、気温:12.8℃、風速:6.8m。11,115人もの大ギャラリーが見守るなか行われた最終日。強風に苦しむ選手が続出するなか、首位と1打差の2位からスタートした佐伯三貴が、この日のベストスコアとなる68をマークし、首位を逆転。通算11アンダーで今季2勝目を挙げた。3打差の2位には全美貞(ジョンミジョン・韓国)、8打差の3位には不動裕理と鬼澤信子が入った。

 佐伯と全の2人によるマッチレースとなった最終日。単独首位でスタートした全は、出だしの1番、そして4番でバーディーを奪い、幸先の良いスタート。一方の佐伯もこの日はショットが好調。「いつもは緊張するんですけど、今日は全くその緊張が無かったです。全さんはスコアを伸ばしてくると思ったので、先にバーディーを取っても気になりませんでした」と7番までパーを重ねると、8番、10番でバーディーを奪い、ついに首位の全に並ぶ。その後も風に強い低いボールでチャンスを演出し、16番では3mのバーディーパットを沈め、勝負を決定づけた。

 優勝決定後は「今日はたくさんのギャラリーの方に力を貰ったので、感謝の気持ちでいっぱいです。本当に私じゃないくらい良いゴルフが出来ましたし、こうして東北の地で勝つことが出来て最高です!」と喜びを爆発させた佐伯。「過去に全さんと最終日・最終組で一緒になって、いつも“おめでとう”と言う立場だったので、初めてこうして勝てて自信になりました。まだまだ震災の傷跡は癒えてないですけども、自分たちが出来る事をこれからも長いスパンでやっていこうと思っています。未来は明るいと思うので、私たちも頑張りますし、福島の方たちも前を向いて頑張っていただきたいと思います」と最後まで戦いを見守った多くのギャラリーに向け、感謝のメッセージを送った。

全美貞 (2位:-8)
「(今日のラウンドは?)風か強かったので、難しいコンディションでした。強く吹いたり、止んだり、舞っていたりとおかしな風でした。(来週は最終戦ですが?)今週は良いプレーができたので、この状態をキープして、来週も良いプレーができるように頑張ります」。

鬼澤信子 (3位タイ:-3)
「(今日のゴルフは?)自分のできる事を今日は全て出し尽くしました。最後のゴルフでこんなにいいゴルフができたので、まだまだ自分自身のゴルフが楽しみでしょうがないですよ!私にはまだ伸びしろはいっぱいありますから、この勢いでQTも頑張っていきますよ!」。

不動裕理 (3位タイ:-3)
「(今週終わって今の気持ちは?)だいぶパターが入るようになりました。といっても自分の中で今までより入るようになっただけなんですけどね。ここ一ヶ月くらいパターで悩んでいたので、良い感じで終わる事ができて良かったです」。

豊永志帆 (5位タイ:-1)
「(今日のラウンドは?)疲れましたね。上がり3ホールで同組の鬼澤さんがナイスプレーをしていて、その姿を見て感動しちゃいました。(賞金シードは獲れませんでしたが?)やれる事はやったので、仕方ないです。なかなか目標にしているトップ10に入れない状況が続いていた中で、最終日の最終ホールをバーディーで締めくくれ、トップ10に入る事ができたので、満足しています。納得のいく1年だったと思います。自信にも繋がったので、この自信を持ってQTに臨みたいですね。QTで来年の出場権を獲ってきます」。

横峯さくら (16位タイ:+2)
「(今週終わってみて)プレーは…。悪いですね。思いっきり振れてない、思いっきり振ろうと思って振らないと振れない。体が流れてしまうので、来週はそこを意識してやろうかなと思っています。(今季未勝利については?)優勝は気にしてないです。来週優勝できたら嬉しいですけどね。地元宮崎のコースで相性も良いので頑張ります」。

森田理香子 (16位タイ:+2) ※年間最多イーグル数記録更新(10個目)
「(イーグルを出した18番の状況は?)セカンド残り250ヤード。3番ウッドを使用し2オンを狙いました。真っ直ぐに飛んだものの、グリーン手前まで。残り20ヤードを58度で打ち、ラインに乗ってチップインイーグル。イーグルが入った時は震えました。(ミズノクラシックで9個目のイーグルを獲って)福嶋晃子選手と並んでということで、一番になりたかったし、チャンスがあるならと思っていました。最終戦は所属先のリコーさんの大会なので、イーグルを増やしたいという気持ちもありますが、それ以上に勝ちたいです」。

福田裕子 (16位タイ:+2) ※初シード
「(昨年と変わったところは?)正直変わったところはあまりないんですよね…。変化したところといえば、若干、ショットの精度が上がったことぐらいでしょうか。(来シーズンに向けての目標は?)今日が終わりではなくて、これからがスタートなので、このオフシーズンは、すべての精度を上げて行きたいと思っています。そして、今年以上に緊張する場面を作って、ここぞ…というときのミスを減らしていきたい。そうすれば自ずと結果はついてくると思っています」。

上田桃子 (38位タイ:+5)
「(今日のゴルフは?)パターが良くなかったですし、コースを把握しきれていないなという感じです。(賞金シードを失う形でシーズンを終えましたが?)長いシーズンでしたし、体調も前半は特に悪かったです。3年ぐらいかけてスイングを変えたり、メンタルトレーナーにもついたりしてきました。ここ2~3年が勝負だと思いますし、この経験を肥やしにして来年はアメリカで勝てるように準備をしていきたいです」。

穴井詩 (50位:+7) ※初シード
「(初シードとなりますが?)まだ実感がありません。シードを狙ってはいましたが、予選落ちも多く苦しい時もあったので嬉しいです。来年は飛距離だけでなく結果も出せるように一生懸命頑張りたいと思います」。

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