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2013.4.13

スタジオアリス女子オープン 2日目

酒井美紀、黄アルムが首位浮上
中学生のアマチュア植竹が最終日最終組に

 2013年度LPGAツアー第6戦『スタジオアリス女子オープン』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)の大会2日目が、兵庫県三木市の花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース(6,444Yards/Par72)で開催された。

 天候:晴れ、気温:11.6℃、風速:3.4m。前日吹き荒れた風も弱まり、穏やかなコンディションとなった大会2日目。上位陣のスコアが伸び悩むなか、酒井美紀と黄アルム(ファンアルム・韓国)がスコアを伸ばし、通算3アンダーの首位に浮上。1打差の2位タイに、中学生のアマチュア植竹希望、堀奈津佳、服部真夕、中村香織、金ナリ(キムナリ・韓国)の5名がつけ、さらに1打差で北田瑠衣ら4名が追う大混戦が続いている。

 「今日は目標とする攻めるプレーが出来て、凄く良かったと思います」と会心のラウンドの酒井美紀。4番で1m、9番で30cmにつけるなど、ショットが好調。気づけば自身初の首位に立っていた。前週に親友の比嘉真美子がツアー初優勝を飾り、「刺激になりました」と影響を受けた。そして迎えた今週は“攻めのゴルフ”をテーマに。「私は飛距離が出ないので、比嘉さんのような攻め方は出来ないけど、自分の中でパッティングをショートしたり、気持ちをセーブしてしまうので、自分出来るなかで攻めるようにしています」とこの日は攻めの姿勢が好スコアを生んだ。オフには課題としていた飛距離アップに取り組み、“苦手”と語るランニングを毎日5キロ行った。その結果「10ヤードくらい飛距離が伸びました」と飛距離アップに成功。初日も16番パー5で2オンに成功するなど、確実に効果は現れた。「比嘉さんの優勝は励みになりました。優勝したい気持ちはありますけど、コースが難しいので意識せず、結果を恐れずにプレーしたいです」。酒井が明日優勝すれば、ツアー史上初の4週連続初優勝。新たな歴史の扉を開かれるのか、注目だ。

 そして葛飾区立奥戸中学校3年生の植竹希望は、ツアー初出場ながら、堂々のプレーで一時は単独首位に立つ大健闘。17番でボギーとしたものの、この日は68をマークして3位タイ。14歳259日の史上最年少(ペアリングデータの残る2002年以降)で最終日・最終組に入る快挙を成し遂げた。この大会は3度目のマンデートーナメント(主催者推薦選考会)挑戦で、初めて獲得したLPGAツアーの舞台。「初日は緊張しましたけど、初めてですし、とにかく嬉しい」と声を弾ませる。ジュニアでの主な成績は関東ジュニアでの優勝のみ。「いつも2位ばかりでシルバーコレクターと呼ばれています」と悔しい思いをしてきたが、プロの舞台でビッグチャンスがやってきた。「明日はトッププロの方ばかりですし、私は技術も足りないので、順位は考えずに楽しくやりたいです。パープレーを目標に、スコアを落とさず、バーディーチャンスが来たら取って行きたい」。趣味は絵を描くこと。優勝へのイメージは膨らむばかりだ。

黄アルム (1位タイ:-3)
「今週は左肩が痛かったので無理をしないようにして、ショットよりアプローチとパッティングの練習を多くやっていました。だから自信を持てるようになって、2日目のパッティングの調子が良かったと思います。(最終日は)先週も最終日を最終組で回ったけど、優勝は調子が良くてもツキがないと出来ないもの。自分の力ではどうにも出来ないことがあるし、明日は優勝を意識し過ぎず気軽に行こうと思います」。

服部真夕 (3位タイ:-2)
「(ナイスカムバック?)本当に良く戻ってこられました。(9番のバーディーがきっかけに?)そうですね。前半はティーショットが思うようにいかずに…。しっかり立ててなかったのもあるし、リズムがバラバラでした。6番のティーショットからだいぶ良くなってきました。(明日は)良い位置で最終日を迎えられるので、とにかく楽しんで。1打1打に集中して。勝負はバックナインだと思うので、バックナインでしっかり伸ばしていけるかだと思います」。

堀奈津佳 (3位タイ:-2)
「(ノーボギーのラウンドで?)今日はすごく良いゴルフが出来ました。ピンチもチャンスも両方ありましたが、ピンチの時にパッティングが良かったので、ノーボギーで回れました。たくさんの方に声援をもらって楽しくプレーできました。(2勝目のチャンス?)優勝したいです。明日はその気持ちがすごく出てくると思うし、それを抑えるのは無理なので。どうやったらコントロール出来るかを今日はしっかり考えたいです。今日良かったパッティングをもう一度チェックして明日に臨みたいです」。

森田理香子 (15位タイ:+1)
「今日はショットがあまり良くない中、チャンスもつかず、パッティングも気持ち悪いなかでやっていて、やっぱりショットミスが1日響いた1日でした。でもそんな中、耐えた方だと思うので、上も伸びてないし、明日も一生懸命やっていきたいです。(トップと4打差?)ショットも良くなってパッティングも入れば可能性はあるんじゃないかと思います」。

比嘉真美子 (40位タイ:+5)
「(今日は)全てにおいてウーンって感じです。ティーショットは悪いなりにコントロール出来ているけど、アイアンショットがイメージとは違う球が出ていることが多かったです。調子が良いのは1週間しか続かないんだなとつくづく思いました。昨日、今日と少しずつ調子が良くなってきているので、明日はどれだけかみ合ってくれるか。初日、2日目で勉強したことを発揮できるかだと思います」。

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