2019.10.31
古江彩佳 史上初プロデビューVへ挑戦
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
LPGAツアー第35戦『樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が11月1日、埼玉県飯能市・武蔵丘ゴルフコース(6,585ヤード/パー72)で開幕する。10月31日は指定練習日。プロデビュー戦を迎える古江彩佳、賞金ランキング第1位の申ジエ、前年度優勝・ささきしょうこ、2週連続Vを目指す柏原明日架など、出場各選手が最終調整を行った。
古江彩佳は、いよいよプロデビュー戦。「すべてが新鮮です。でも、古江プロといわれることがしっくりこない。慣れませんね」と、照れくさそうだ。2週前、史上7人目のアマチュアVの大仕事。10月23日付で、LPGAへ入会した。
この日も、メディアから取材を受ける。「ショットなど、大きなバラツキがなく、うまく調整できました。いいイメージですね」と話した。30日、LPGA会長・小林浩美から、会員証明書が授与された。「プロゴルファーになった実感は、まだ何となく…」とはいうものの、何度も、何度も証明書を見ながら、再確認する様はとても初々しい。また、プロアマトーナメントへ初参加した印象を、「試合よりも、プレッシャーを感じた。すごく緊張したけど、(同組の今大会ゼネラルプロデューサー)戸張さんはじめ、皆さんが盛り上げてくださり、とても楽しかった。ありがとうございます」と感謝のメッセージを添えている。
そうはいっても、注目が集まれば期待に応え、結果を出すことがプロフェッショナルである。おそらく一生涯、プロデビュー戦は忘れられない思い出となるだろう。ただし、気負いはなさそうだ。「今まで通り、予選通過を目指して、順位が良ければ上位を狙っていきます」と、落ち着いた口調で語った。
第1日、賞金ランキング1位の申ジエと同組である。「日本女子オープンでご一緒にプレーしました。安定した、素晴らしいプレー。また、拝見できるかと思うと、すごくうれしく、しっかりと勉強します」と目を輝かせる。ちなみに、LPGAツアーではデビュー戦Vとなれば、初の快挙だ。「いい流れに乗りたいです」といい、「緊張はまったくしていません」と自然体をアピールしたことは、さすがである。勢いを味方-は勝負の鉄則だ。
(メディア管理部・森谷 清)
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