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2019.10.31

休日返上 申ジエ、タイトルへ足固め

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)

 シーズン終盤。タイトル争いがシ烈に。賞金ランキング第1位の申ジエが、心境を語った。「私の人生の目標が、すぐ目の前にある。残されているのは、あと日本だけです」。世界初の日・米・韓3ツアーの女王へ、より意欲を燃やした。韓国ツアーは06-08年、09年には米ツアーのタイトルを獲得。日本へ本格参戦した各シーズンは、14年→4位、15年→3位、16年→2位、17年→5位、18年→2位と、手が届きそうでとどかない。元世界一の実力者でも、至難の業なのだ。

 前週は、照準を定めながら8位。不完全燃焼だという。現地へ滞在し、朝から約4時間のパッティング、さらにショットも3時間を費やすなど、調整へ余念がない。「400球ぐらいをティーアップし、インパクトの感触を確かめた。おかげで、いまひとつの原因がわかった気がします。いい準備ができた」と万全の態勢を整えた。

 プロデビューの古江彩佳とのペアリングに、「日本女子オープンで、一緒だった。早くプロになって一緒にプレーしましょう−と声をかけたけど、こんなに早く実現するとは…」と笑顔で祝福。さらに、「グリーンは砲台で固くしまっている。そのうえ、距離も長くタフなコンディションです。ユーティリティを使う機会が多くなるでしょう。ギャラリーの皆さんに、スピンコントロール、ピンの狙い方を、ぜひ見てほしいですね」と頼もしいメッセージを寄せた。2位との差は約800万円。女王には、それほどの価値がある。

(メディア管理部・森谷 清)

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