3試合連続の偶然? 大山志保が感謝を込めて

＜Photo：Chung Sung-Jun/Getty Images＞

樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント　武蔵丘ゴルフコース（埼玉県）第1日

　仕事に悩みはつきもの。ましてや、これで良し－がないゴルフには、日々進化を求められる。連続バーディーで第1日を終えた、大山志保がしみじみと語った。「何度も、何度もつかみかけたと思ったら、残り試合が本当に少なくなった」と笑っている。トップ10でスタートするのは今季、2度目。手応えを感じている様子だ。

　「ここ数戦、とても楽しくプレーしている。(福田)真未さんのおかげですよ。プレーのリズムが良いから、会話も弾む。本当に、本当に」と要因を語った。さらに、こんなエピソードも明かす。「皆さん、気がついていないかもしれない」と前置きし、「真未さんとは3試合連続、同組でプレーしている。こんなことって、キャリアで初めて。不思議なご縁でしょう」と教えてくれた。

　一方、福田にも話を聞くと、「きょうは、まったく迷いなし。楽しかったです。そして、手応えをつかんだ」。プロフェッショナル同士、あうんの呼吸が、そうさせたのか。残念ながら、第2日、同組とはならなかったものの、ともに優勝がうかがえるポジションだ。とりわけ、若手全盛の昨今だが、出場唯一の不惑のプレーヤー、大山のファンは多い。「体調はとてもいいです。あすも、成長します」のひとことに、気迫を込めた。

(メディア管理部・宮崎　善秀)