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2013.4.27

フジサンケイレディスクラシック 2日目

先週優勝の佐伯三貴が単独首位に浮上

 2013年度LPGAツアー第8戦『フジサンケイレディスクラシック』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の大会2日目が、静岡県伊東市の川奈ホテルゴルフコース 富士コース(6,367Yards/Par72)で開催された。

 天候:晴れ、気温:21.0℃、風速:3.8m。コース特有の強い潮風も鳴りを潜め、絶好のコンディションとなった大会2日目。各選手がスコア伸ばすなか、先週優勝を飾った佐伯三貴が、この日のベストスコア66をマークし通算9アンダーで単独首位に浮上した。1打差の2位タイに同じく66をマークした酒井美紀とテレサ・ルー(台湾)が続き、さらに1打差で表純子、アンソンジュ(韓国)が追っている。また、横峯さくらは通算6アンダー・6位タイで予選を通過し、不動裕理が持つ連続予選通過のツアー記録(91試合)に並んだ。

 まさに絶好調。先週優勝した佐伯三貴がその勢いのままに、この日のベストスコア66を叩き出し、2週連続で2日目に単独首位浮上。2週連続で最終日最終組をものにした。
「完ぺきまではないですけど、良い感じで回れました」と振り返ったこの日のラウンド。スコアを伸ばしたい4番・パー5でアプローチをミスし、ボギー先行となるものの、続く5番・パー5ですかさずイーグルを奪い、ミスを帳消しに。さらに6番・パー3で4メートルのバーディーパットを沈め、前半でスコアを2つ伸ばすと、圧巻は後半。難コース・川奈を象徴する難易度の高いホールが顔を揃える後半9ホールを、4バーディー・ノーボギーのゴルフでまとめ、堂々優勝争いの主役に躍り出た。

 周囲の期待は当然2週連続Vに集まるが、「勝ちたいという気持ちはありますが、別に2週連続とかはあんまり…」と、本人は余り意識をしていないよう。それでも「先週勝ったので余裕もありますし、そこまで緊張とかは無いですし」と、初優勝を狙う同組2人に比べて、余裕がある立場なのもまた確か。「明日は難しい出だしの1番ホールをパーで切り抜けられたら…それが出来ればいいです」と控えめに語った明日への抱負のその先に、2週連続Vを見据えていないわけがない。

 そして、佐伯と同じくこの日66をマークし、最終日最終組に入ったのが酒井美紀。先週、先々週と2週連続ベスト3以内フィニッシュをしており、こちらも絶好調だが、その好調の要因は強気のパット。これまでは3パットを恐れて、弱気でパットを打っていたというが、「父と姉から、昔の自分に戻りなさい」と言われ、「昔はガンガン強気に攻めていました」という自分を思い出してプレーしているという。「15~16歳の頃です。ちょうど川奈のマンデーをトップ通過していた頃ですね」と、思い出しているのはまさにこの大会のマンデートーナメントをトップ通過していた頃。いわゆるここは原点回帰の地、ツアー初優勝を飾るには絶好の舞台だ。

テレサ・ルー (2位タイ:-8)
「ロングホールは全部2オンしてバーディーが取れました。パー4はチャンスがあってもバーディーが取れなかったので、それが残念でした。(ヤマハレディースではプレーオフで惜しかったですが?)早く勝ちたいです。もっと練習をしなければいけないと勉強できました」。

表純子 (4位タイ:-7)
「18番のバーディーは大きいですね。17番でボギーを打っていたので。(明日はチャンスですが?)上位を狙いたいけど、毎年早くシードを決めたいので、1打でも上がれるように。風は読みにくいですね。ない方がいいです。(優勝するときはどんな感じで?)早いところでバーディーを取って、後半難しいホールで耐えないといけないと思います」。

アンソンジュ (4位タイ:-7)
「今日は全体的にショットが良かったです。距離感も結構合っています。ドライバーが好きなところに行かなかったけど、重要なホールや2オンを狙うパー5では、フェアウェイキープでき満足しています」。

大山志保 (6位タイ:-6)
「前の週に不動さんと宮崎合宿をやって、頑張りすぎたというか空回りしていましたね。今週はショットもアプローチも良いし、パッティングがもう少し入ってくれれば良いけど、満足しています。(川奈で優勝して、ベスト10入りも外していませんが?)景色も好きだし、高麗グリーンも好きだし、風も好きだし、全部好きです。ボギーを打ったら景色をみて、気持ちが落ち着けるので景色を楽しみつつ、プレーも楽しんでいます」。

横峯さくら (6位タイ:-6)
「ショットの状態は良かったけど、前半短いパットを2つ外してもったいないラウンドだと思いましたが、17番のバーディーはすごく大きいなと思います。私の中では17番はパーでOKというのがあるので。(91試合連続予選通過で不動さんの記録に並んで)とても光栄なことだと思います。嬉しいです。(記録できたのは)去年乗り切ったのが大きいと思います。何度も予選落ち危機があったので去年乗り越えたのが今に繋がっていると思います」。

保坂真由 (10位タイ:-4) アマチュア
「前半はショットが良くてバーディーチャンスに良くついていましたけど、なかなかバーディーが取れなくて…。後半はショットが崩れて、耐えるゴルフになってしまいました。その中で良く耐えることができました。明日もアンダーパーで回れるように頑張りたいです。(川奈には慣れた?)芝にも、風がある日、ない日など、コースにはだいぶ慣れました。いいイメージがあります」。

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