1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 3日目

2013.5.11

ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 3日目

森田理香子、オールラウンダー宣言!!

LPGAツアー公式戦『ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』(賞金総額1億2,000万円、優勝賞金2,400万円)。茨城県つくばみらい市の茨城ゴルフ倶楽部西コース(6,669ヤード、パー72)で、3日目が行われた。68をマークして、通算7アンダー、単独首位に立ったのが森田理香子。2打差の通算5アンダー、2位タイには、柳簫然(ユソヨン・韓国)、佐伯三貴、茂木宏美がつけ、首位で決勝ラウンドへ臨んだ藤田幸希は、通算4アンダーで5位タイへ後退した。
(天候:雨、気温:14.8℃、風速:2.7メートル)

雨が好き。他の選手が嫌がることをアドバンテージとすれば、自ずと道が開けた。「キャリーボールの出る選手にとって、雨の日は、かなり得。有利です。そう思っていたら、自分が上にいました」と森田理香子は振り返る。ピンチだったのは、10番だけ。ティーショットを左へ曲げたが、アプローチをうまく寄せて、パーをセーブ。「距離のあるパーパットになっても、自信をもっていける。もし、そこを外していたら、必ずボギーが続くものです。今週は調子がいい」と言い切った。指導を受けている岡本綾子からは、パッティング時、ヘッドアップするクセを指摘されたという。加えて、チェックポイントが2つ。ショットのリズムと、バック9でボギーを打たないことだ。

無理をしない。1日目から、難しいグリーンに対応するため終始、手前から攻めることを心がけている。23歳という若さに似合わず、淡々とプレーしているように映るのは、そのためだろう。「コースでは運もあります。でも、チャンスが来たら必ずつかめるように」。この日、訪れた4つのバーディーチャンスをことごとく、モノにした。今季は開幕戦のダイキンオーキッドレディスで優勝。続く4試合でもベスト10入りを果たしたが、その後はいまひとつパッとしない。予選落ちした場合、岡本からは自宅の草むしりをペナルティーとして命じられるそうだ。

その岡本が初めてメジャータイトルを手にしたのは28歳。あす、勝利の女神がほほ笑むと、それを上回ることになる。「プレッシャーはありません。メジャーがどうとか、こだわりはない。普通の試合と同じですよ」という。ただし、あすは母の日。「母がコースに来ているので、一生懸命やりたい」と話し、「岡本さんに少しでも近づけるように頑張ります」とも。  最終日は天候が回復する予報。「私もできれば、晴れの方がいい」。降っても晴れても関係なし。あすは世界基準であることを証明する、絶好の舞台装置が整った。


メジャーVを引き寄せるのは、3日目のプレーがキーワード。スコアを、伸ばせそうで伸ばせない。でも、崩れそうで崩れない。3戦連続優勝がかかる佐伯三貴はパープレーでまとめた。パッティングの名手が、スタートの1番で3パットのミス。5番で17ヤードのアプローチが直接カップインしてイーグルを奪うが、7番でボギー。こんな弱気なコメントが飛び出した。「5番は、パッティングをしないで助かりました」。ストレスが溜まる1日。それでも、最終日の話題になると、パッと笑顔が弾ける。「母の日ですね。母が来ているので、いいプレゼントをしたい。でも、プレゼントをもう買ってしまったけど…」。今季は好調だけに、エルメスのバーキンを奮発した。

首位とは2打差。当初から、ジワリジワリと浮上することが今週のテーマだった。「トップにいたら緊張する。だから追いかける立場がいい。バーディーが先行でいければと思う」といい、首位に立つ森田については、「元々、飛距離の出る選手。パッティングがいいので、今年は行くだろうなぁ、と思っていました」と表情が引き締まった。


イジウがハーフ29の快進撃。1990年の日本女子オープンで森口祐子が記録した、公式戦での9ホール最少ストローク記録を更新した。インスタートのため最終ホールとなった9番では、残り32ヤードの第3打をチップインで締めくくるド派手なパフォーマンスを披露。「ピンポジションが難しかったけど、ショットがとてもよかった」と振り返るように、アウトは、わずかに8パットだった。

 

茂木宏美 (2位タイ:-5)
「1番のバーディーがとても気持ち良かったけど、そこから縦の距離感が合わない。きょうは我慢のラウンドでした。メジャーを勝ちたいけど、ほしがれば痛い目にあう。自分の気持ちをしっかりもって、明日に備えます」。

柳簫然 (2位タイ:-5)
「寒さに弱いので、力をセーブした。飛距離が落ちたのはそのためでしょう。でも、アイアンショットは悪くない。あすは、たくさんのバーディーチャンスをつくっていきたい」。

藤田幸希 (5位タイ:-4)
 「きょうはコースで、悪いものが全部出た感じです。だから、あすはいいだろうと思う。天気もよさそうだし…。優勝とか、そういうものを考えず、無事にプレーを終えたい」。

横峯さくら (7位:-3)
 「4打差は届かない位置じゃない。ハーフを終えて1、2打差だったらわからない」。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索