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2013.5.17

ほけんの窓口レディース 1日目

原江里菜が好発進、充実の皐月

LPGAツアー第11戦『ほけんの窓口レディース』が5月17日、福岡県福岡市の福岡カンツリー倶楽部 和白コース(6,304ヤード・パー72)で開幕した。第1日、4アンダーで首位に並んだのは、原江里菜、一ノ瀬優希、宋ボベ(ソンボベ・韓国)の3名。1打差の4位タイには諸見里しのぶ、上田桃子、金田久美子、岡村咲が続いている。 (天候:晴れ、気温:22.9℃、風速:3.7m)


2週前は5年ぶりの首位発進、そして今日も。好発進が続く原江里菜。その要因は何か。「ミスをする方向が安全な方に全て行く」、「ショットやパットは優勝できてもおかしくない感じ」。本人からは、なかなか歯切れの良いコメントが出ない。それもそのはず、ここ3試合の初日の平均ストロークが69.6に対し、2日目以降の平均ストロークは72.7。「メンタルとゴルフの内容が一致しない」と好調のショットと反比例するかのような結果に、当然納得が行かない。

「球を遠くに飛ばすことより、自分をコントロールすることが勝敗に結びつくことを、私はゴルフから学んだ」。

帝王・ジャック ニクラウスが語ったように、ゴルフは自分との戦いと言われる。「我慢のプレーを心掛けました。17番でボギーが来た時も、しっかり我慢出来ました。ショットは良いので、あとはやっぱり我慢」。原からは“我慢”という言葉の魔法で自分をコントロールしようとする気持ちが伝わってくる。 「(2週前に)横峯さんが優勝した時は、ミスしても悔しいという気持ちを抑えて、ピンを狙って行ったりはしなかった。私もこうして取材されることが増えて、自分で足りないものを考えるようになり、それがわかった。それもいい結果に繋がっている」。

ゴルフはメンタルのスポーツ。ましてやプロであれば、嫌というほどこのフレーズを聞いているに違いない。ただトーナメントという大舞台の首位争いのなかで自分をコントロールできる選手はそう多くない。自分を見つめなおし、“我慢”という答えを出した原。正解かどうかは3日目の結果が教えてくれる。


「終盤はもったいなかった」と3パットで連続ボギーも、首位につけた一ノ瀬優希。「16番は難しい所につけてしまったので、3パットのボギーは仕方ない。それよりも次のホールが悪かった。取り戻そうという気持ちが強かった」と7mから3パットした17番のボギーを悔やんだ。それでも「父にスイングを見てもらってショットが良くなりましたし、今日は良いゴルフをしていたと思います。この後はパッティング練習をするだけ。まだ初日、とにかく明日が勝負です!」と前を向いた。


宋ボベ (1位タイ:-4)
「今日は流れが良かったですね。明日はどうなるかはわからないけれど、とりあえず自分のプレーが出来ればいい結果が出ると思います」。

岡村咲 (4位タイ:-3)
「チャンスについたものを決めていたら気づけば5連続バーディーでした。優勝を目標にしていますけど、強い選手はパーオン率などデータ関係もすごいので、その辺りも良くしていきたい。ベストスマイル賞があると聞いたのでとれたらいいですね」。

上田桃子(4位タイ:-3)
「いい位置で回ってこられたと思うし、少しずつ調子も良くなってきている。今日もそんなにいいゴルフではないけれど、それでもこのスコアで回れたというのは大きい」。

諸見里しのぶ(4位タイ:-3)
「この3年の中で今が一番いい状態だと思っています。気持ちの面でも良くなってきて落ち着いて出来ていました。このところ、初日に出遅れて、落ち着いて出来ないことが多かったので今日のいいスタートを大事にして、明日は乗っていきたい」。

金田久美子(4位タイ:-3)
「久しぶりに初日にいいゴルフが出来ました。2日目もちゃんと伸ばして、最終日に優勝を狙える位置にいたいので、明日はアンダーでいいゴルフをしたいです」。

茂木宏美(12位タイ:-1)
「アンダーで回れて、調子はいい感じできていると思います。(明日は)キュッとして頑張ります」。

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