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2019.11.14

鈴木愛 究極の三択をかけ、いざ勝負

 LPGAツアー第37戦『伊藤園レディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)が11月15日、千葉県長南町・グレートアイランド倶楽部(6,741ヤード/パー72)で開幕する。14日はアマプロ大会が行われた。

 ゴルフ人生をかけた三択。鈴木愛がゆれる胸中を吐露した。TOTOジャパンクラシックで優勝。うれしい悩みが加わった。

①来年のオリンピックへ本当に出場したいのか。
②米ツアーへ行って、プレーを磨きたいのか。
③賞金女王になりたいのか。

 10日夜から、上記した選択肢を自問自答し続けている。ただ、スパッと答えが出るわけではない。11日、気分転換を図るため、出かけた先は、行けそうで行けなかった東京ディズニーランドだ。「アトラクションへ乗りまくった。スプラッシュ・マウンテン、ビッグサンダー・マウンテン…。スリルがあって、本当におもしろい」。非現実の世界へ身を置いて、リフレッシュしたという。

 そして、12日から現実へ戻り、最善の準備を行った。「皆さまから口々に、3週連続優勝や賞金女王とおっしゃってくださるけど、うーん」と言葉を濁してしまった。とはいえ、表情は、にこやかだ。いい意味のゆとりがある。これまでには感じられなかった、たたずまいだ。精神面の成長が見てとれた。

 「グリーンが読みづらい。申し訳ないけど、苦手なコースのひとつです。距離がどうとか、そういうものではない。とにかく、グリーンなんですよ」と、強気になれない要因を語っている。「キャディさんに頼るしか、手がないかも」とジョークをまじえて。ところが、初出場の2014年が4位タイだった。昨年も6位Tでフィニッシュしている。

 「ショットの調子は、本当にいいです。練習場の感触はいまいちでも、いざコースへ出ると、まったく違う」。そうでなければ、年間6勝などできるわけなどない。気持ちのもちようで、プレーはガラッと変わる。

 一方、現地時間18日(日本時間19日午前7時)の、米ツアーメンバー登録締め切りも迫った。「(前週の)優勝直後は、来年は挑戦しない気持ちが強かった。でも、いろいろな方と話をするうち、ハーフ&ハーフぐらいに変わってきた」という。ただし、近い将来のことよりも、「今回の結果しだい。決めるのは、私です」と宣言した。

 これぞ、プロフェッショナルの流儀。第1日、申ジエ、渋野日向子と手合わせする。

(メディア管理部・中山 亜子)

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