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2019.11.15

鈴木愛 平常心と向上心で6位T

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

伊藤園レディスゴルフトーナメント グレートアイランド倶楽部(千葉県)第1日

 一歩前へ。注目の賞金女王を争う、トップ3の同組対決は鈴木愛が4アンダー、6位タイの最上位で第1日を終えた。「ショット、パッティングもたいして良くない。私の感覚より、スコアが良かったという感じ。あまりしっくりはきていません」と分析。

 ただし、「4アンダーまでスコアを伸ばせたので、とりあえず良かった。残りは3試合。コースとの相性はいいとはいえないけど、出遅れなかったことは、あす以降につながります」と折り合いをつけている。感覚派の代表格。前週の素晴らしい手応えが残っているから、そんな本音を漏らしたのだろう。

 今大会は毎年、ギャラリーサービスとして、抹茶がふるまわれる。一服の癒しを求め、選手の顔も見受けられた。ちなみに本日、飾られていた軸物は、『平常心是道』。裏千家15代家元鵬雲斎大宗匠の書だ。「予選にふさわしいと思って選びました。女子プロのみなさまもギャラリーのみなさまも、それぞれが心を落ち着かせ、ありのままの自分でいましょう、という思いを込めました」という、もてなしの心が込められている。さらに、選手へ、「水指の絵柄のように荒磯の中を進んでいく、という願いもあります」とご教授いただいた。

 さて、鈴木である。この日は大ギャラリーに終始、囲まれてのプレー。それでも、「集中力が途切れることなく、プレーできた。でも、プレー中の写真撮影はちょっと…。(申)ジエさんが16番のパッティングへ入った時や、私の時もけっこうあった。ちょっとよろしくなかったから、気になって」。平常心を崩さなかったそうだ。

 その上で、改めて、「ジエさんは、ショットのイメージづくりが本当にうまい。17番はどこに立って、どこを攻めるのかじっくりと観察させていただきました。いろいろと、勉強の1日です」。日々上達を目指し、視野もワイドになった。「賞金女王争いができるのは、本当にありがたい。光栄です。逆転できたら、すごく自信になる」と、向上心を高める。

(メディア管理部・中山 亜子)

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