ペソンウ　5連続のスマイルマーク

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

　LPGAツアー第38戦『第38回大王製紙エリエールレディスオープン』（賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円）大会第2日が11月22日、愛媛県松山市・エリエールゴルフクラブ松山（6,580ヤード／パー72）で行われた。首位は通算11アンダーのペソンウ。通算10アンダー、2位タイで森田遥、高橋彩華が追う。4週連続優勝を狙う鈴木愛は、65をマークし、通算8アンダーで申ジエとともに、5位タイ。渋野日向子は通算7アンダー、9位タイから浮上を狙う。(天候:曇り　気温:13.7℃　風速:0.8m/s)

　笑顔が5倍増。好スコアを呼んだ。「5連続バーディーは、初めてです。このマークのおかげです」とペソンウが、右手親指のネイルアートを披露した。スマイルマークから摩訶不思議なエネルギーがクラブへ伝わる。

　「11番はタップイン。12番が7メートルと距離があった。パーセーブのために、近くに寄ればと思ってストロークしたボールがカップイン。どちらも、本当にラッキーなバーディーです。これのおかげ」と話した。8番のバーディーをきっかけに流れをつかむ。スコアカードを見ながら、「8番から、ずっとバーディー。ワオー」と再確認する。

　ところが、体調不良に悩まされていた。寒さと、標高約500メートルに位置することが影響したのか、「酸素が足りない感じがしている。頭が、ちょっとふらふらするような…」と漏らしていた。が、「きのう、しっかりとケアをした。標高にもだいぶ慣れてきたみたい。あすは、もっと良くなるはずです」と決勝ラウンドへ体調を整えていく。

　LPGAツアー2勝目は、手が届きそうで届かない。「最終日、たくさんのバーディーをとったものが勝つ。あすはあせらず、マイペースでプレーします。ポイントは、やはりこれですよ」。親指のスマイルマークがほほ笑んだ。ちなみに、5にまつわるエピソードを質問すると、「そういえば、初めて試合の最初のホール。スコアが5でしたね。パー4だったけど」と教えてくれた。

　この日は、ノーボギー。プロはやはり、これがうれしい。第3日も目指せ、スマイル－。

(メディア管理部・中山　亜子)