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2019.11.23

ノーボギーの渋野日向子『勝ったらカッコいいな』

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

第38回大王製紙エリエールレディスオープン エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)第3日

 この日は、ノーボギーラウンド。7位タイで最終日を迎える渋野日向子は、シーズン9回目のノーボギーに笑顔が弾ける。大逆転のデサントレディース東海クラシック以来のことだ。 

 「やっぱり、ここで勝ったらカッコいいな。きょうのようなショットが打てれば、しっかりチャンスがつくれる。まだ、チャンスはありますね」。首位から2打差に迫り、「ギャラリーさんのためにも頑張りたい」といってのけるところが、やはりファンの心へ響くのだろう。

 ところで、賞金女王を争うトップ3。いずれも、第3日はノーボギーでホールアウトした。今季は、申ジエが通算17回目、鈴木愛は通算14回-と上には上がいる。一方、新旧交代は、勝負の世界に付きもの。同組の一ノ瀬優希は、今季限りでツアーの第一線から退くことを表明している。そのプレーをしっかりと目に焼きつけることも忘れなかった。

 「最後の試合で、ご一緒できるとは思いませんでした。初めて同組でプレーした優希さんは、ロングパットがどんなときでも強気のスタイル。最近、私はショートすることがあったので、強気じゃあないとダメだなと思ったし、アプローチもすごい。これが、経験の差なのかなぁ」と漏らしている。

 優勝を左右する生命線のパッティングについて、前日は、「チャンスがありながら、なかなか決まらない」と嘆いたが、「読みが深すぎたかもしれない。きのうほど、悪くはなかった。特にストロークが悪いということはなかったです。このスコアで回れたことは良かったと思う」と上昇の手応えをつかんだ。見て盗むはプロの鉄則。当然ながら、一ノ瀬にも感謝と敬意を表した。さらに、話題は自身のゴルフ人生についてまで。「うーん。何も考えていないけど、日本で終わりたい。おそらく、40歳まではプレーをしていないでしょう」と語った。

 一方、小春日和の陽気にドライバーショットが好調。17番では、当たりが良すぎてフェアウェイを突き抜けるシーンまであった。「(予選の)2日間、250ヤードの10ヤードから15ヤードくらい先にしか飛んでなかった。きょうこそ、頑張ろうと振ったら、あそこまで行っちゃって…」。それでも、バーディーを決めている。ギャラリーのため、自身のためだ。無限の可能性を秘めて、最終日もまたベストをつくす。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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