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2019.11.24

白熱の大接戦 渋野日向子、逆転V

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAツアー第38戦『第38回大王製紙エリエールレディスオープン』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)大会最終日が11月24日、愛媛県松山市・エリエールゴルフクラブ松山(6,580ヤード/パー72)で行われ、渋野日向子が通算19アンダーで逆転優勝。今季4勝目をあげ、賞金女王のタイトルへ望みをつないだ。1打差の通算18アンダーは4週連続優勝を狙った鈴木愛。申ジエは通算12アンダー、11位タイだった。 (天候:曇り 気温:16.6℃ 風速:0.8m/s)

 女王のタイトルをかけた頂上対決。渋野日向子VS鈴木愛の同組バトルは、名勝負だった。序盤から肌がヒリヒリするような緊張感に包まれた。一進一退。17番、たったひとつのボギーが命運を分ける。

 「いやー、やりましたね。(スタート前)2打差でしたから、勝ちたいという気持ちはあった。ノーボギーで、しかもこのスコアで優勝。前週の予選落ちはムダではなかったと思います」。今季4勝目を飾った渋野日向子は、誇らしげに胸を張った。6バーディー、ノーボギーの66をマーク。自身の解説によれば、流れを引き寄せたのは後半のスタート、10番だったそうだ。

 「全英女子オープンなども、10番でバーディーをとって波に乗った感じ。きょうもキーホールとなりました」。残り105ヤードの第2打をPWで3メートルにつけ、きっちりとカップインさせている。「あまり、意識はしていなかったと思います。ただ、気分がとても良かったことを覚えている。残りの8ホール、頑張ろう-となるでしょう」と振り返った。

 勢いに乗って、11番でも連続バーディー。14番まで、鈴木と首位を並走して、デッドヒートを展開した。単独首位に立ったのは15番。ピン奥4メートルのバーディーが決まる。

 前週も第1日、鈴木とは同組でプレー。「気持ちの面で負けていたと思います。レベルやテクニックなどは、まだまだ。どうすれば戦えるかと考えたら、やはり気持ちで負けないように…。きょうは、そのあたりが違った」と変化を強調した。なるほど、朝の練習グリーンから、「気合が入っていた」という。

 渋野は今季、第2戦からスタート。この試合、優勝を飾ったのは鈴木だが、渋野も優勝争いに加わっていたのだ。「最終日、私は前半スコアを伸ばした。でも、後半で自滅したんですよね。愛さんはちゃんとスコアを伸ばして優勝されたのです。だから、きょうは後半、スコアを伸ばしたいと思った。(第2戦よりも最終日)7打縮めている。成長したなぁという実感がわいてきます」。

 ちなみに、「(ラウンド中)会話はなかったですかね。でも、ナイスバーディーとか、そういう声はお互いがあった」。まさに、真剣勝負である。だからこそ、見応えが十分。そして、「今まで、全英女子オープンを含めて、誰かのために勝ちたいと思ったことは4回ある。しかし、きょうほど1年間、応援してくださった皆様へ、集大成のつもりで頑張ったことはありません。最高の結果で終わったことが本当に良かった」。胸をなで下ろしている。

 さて、今回の優勝でメルセデス・ランキングが首位へ浮上。賞金女王争いもタイトル獲得の可能性を残した。「自分のため、皆さんのための最終戦。良い締めくくりができればうれしい。今日、(宮崎へ)移動します」。ファイナルがおもしろい。新時代にふさわしい真のチャンピオン決定戦である。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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