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2013.10.13

スタンレーレディスゴルフトーナメント 最終日

“空を飛んでいるみたい”
百戦錬磨の姜秀衍が、メジャー流で日本ツアー初優勝!

 2013年度LPGAツアー第29戦『スタンレーレディスゴルフトーナメント』の最終日が、静岡県裾野市の東名カントリークラブ(6,540ヤード/パー72)で行われ、韓国の姜秀衍(カンスーヨン)が、66の猛チャージで首位を逆転し、ツアー参戦3年目にして、嬉しい初優勝を飾った。3打差の2位タイには横峯さくらと野村敏京が入った(天候:晴れ、気温:24.5℃、風速:2.7メートル)。


 一時はトップに4人の選手が並ぶ大混戦になった最終日。首位と2打差の3位タイからスタートした姜秀衍は、6番・ショートホールで30cmにつけこの日2つ目のバーディーを奪うと、そこから3連続バーディーを奪い、優勝戦線に加わる。後半に入るとその勢いはさらに加速。11番、12番でもバーディーを奪い、「一番難しい12番ホールでバーディーを取れたので、今日はもしかしたら優勝できるかもと思いました」と優勝を意識し始める。並の選手であればここからがしびれるところだが、そこは2005年の米ツアー『セーフウェイクラシック』を勝った実力者。その後も攻めの姿勢を崩さず15番でもバーディーを奪い、勝利を決定づけた。


 勝敗がほぼ決しても攻撃の手を緩めないのは、男子米ツアーの頂点に君臨するタイガー・ウッズさながら。その姿勢は最終ホールでも変わらない。バーディーパットは8メートルのスネークラインが残ったが、これを見事に沈め、男子顔負けの会心のガッツポーズ。「まるで空を飛んでいるような気持ち」と最後は喜びを爆発させた。


 日本ツアー参戦当初から優勝が期待されていた彼女だが、初優勝までには3年掛かった。「アメリカのコースと違って、日本ではもっとショートゲームを磨いていかないといけない。日本の環境は本当に素晴らしいし、最初は馴染めるか心配だったけど、みんな親切で毎日楽しくゴルフが出来ました。これからも日本でゴルフを続け、日本でかっこよく引退したい」。外国人の賞金シード選手では最年長の37歳。これからも後輩の鏡としてツアーを牽引する。


横峯さくら (2位タイ:-9)
「今日はチャンスが少なかったです。パッティングは良くて、ショットも許せる範囲でしたけど、優勝するにはもう少しでしたね。前半だけで3打差離れていたので、狙えなくはないと思ったんですけど、バーディーが来ずという感じで我慢のゴルフでした。(逆転賞金女王へ残り7試合いけそう?)いいえ(笑)。とりあえず、目の前の1勝をめざして、そのあと見えてくるものがあると思うので。また頑張っていきたいです」。

服部真夕 (4位タイ:-8)
「9番のボギーは仕方がなかったんですが、それ以外にもチャンスはあったのに取れないのが続いてしまって…。15、16番はとれたものの、18番で3パットのボギー。まだまだ足りないと感じた1日でした」。

森田理香子 (4位タイ:-8)
「(パットがもう一つ?)付けたところが難しいラインが多かったです。なので、パットよりセカンドの付けどころですね。パットに関してはタッチですね。(連続トップ10入りで少しは戻ってきた?)もう少し伸ばしたかったですけど、残り7試合あるので、パットもショットも良くなるのを信じています」。

辻梨恵 (7位タイ:-7)
「(バーディー量産できましたが?)パターが入ってくれましたね。いままで使用していたL字のものに、この大会から戻しました。(今シーズンも残り少ないですが、目標設定は?)シード権獲得が目標です」。

松原由美 (20位タイ:-4) ※ベストアマチュア
「ドライバーがまっすぐ飛んでいましたし、3番ホールでセカンドショットがグリーン近くまでいって、アプローチもうまく寄ったので、ながれの良いバーディーがとれました。(プロの試合で2週連続ローアマですが?)キャディをしてくれたお兄ちゃんのお陰でもありますし、毎日送り迎えをしてくれたお母さんのお陰でもあります。今日は佐伯さんと、永井さんと一緒の組ということで楽しみにしていました。お二人とも気さくに話してくれて、楽しくラウンドができたのが、今日のスコアに繋がったんだと思います」。

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