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2013.11.2

樋口久子 森永製菓ウイダーレディス 2日目

ショットメーカー・イボミ 大声援を背に、単独首位浮上

 LPGAツアー第32戦『樋口久子 森永製菓ウイダーレディス』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)の大会2日目が千葉県市原市の森永高滝カントリー倶楽部(6,652ヤード/パー72)で行われた。

 イボミ(韓国)が7バーディー・1ボギーの66をマークし、単独首位に浮上した。1打差の2位タイにアンソンジュ(韓国)、服部真夕がつけ、2打差の4位タイで金ナリ(韓国)、姜秀衍(カンスーヨン・韓国)、フォンシャンシャン(中国)の3名が続いている。(天候:曇り、気温:15.4℃、風速:1.0メートル)


 「ショットがよかったです」。ホールアウト後に笑顔でそう語ったように、この日ショットが絶好調だったイボミ。2番、3番、6番で2~3メートルにつけ、簡単に3バーディーを奪うと、7番では5UTで打った185ヤードのショットが、あわやイーグルかというスーパーショット。16番ではご愛嬌で3パットでのボギーを叩いたが、この日は7つのバーディーを量産。「3年くらい応援してくれています」というギャラリーへ、大声援の恩返しと言わんばかりのバーディーショーを披露してみせた。


 現在パーオン率ランキングで2位につけるなど、LPGAツアー屈指のショットメーカーでもあるイボミ。「(優勝を果たした)選手権から調子が上がってきています」と、夏場以降さらにその武器は精度を増しているという。そんな彼女が明日最終組で対峙するのは、パーオン率1位につけるアンソンジュと6位の服部真夕という、こちらもショットメーカーの二人。勝負の最終日は、精度の高いショットの競演が見られそうだ。


 最終18番、カラーから約6メートルのバーディーパットをねじ込み、この日全てのパー5でバーディーを奪った服部真夕。その4つのバーディー以外は全てパーという、まるでお手本のようなスコアで、最終日最終組の切符を手にした。

 服部の最終日最終組といえば、記憶に新しいのが先月のスタンレーレディス。2日間首位を守り「ここまで来たらやるしかない」と最終日に挑んだが、スコアを伸ばしきれず悔しい結果に終わった。ホールアウト後、質問がその話題に及ぶと、それまで柔らかかった表情を引き締め「前回伸ばせず終わっているので、成長できる試合にしたいです」と噛み締めるように語った。

 師事する岡本綾子からは、スイングを褒められることはほとんど無く、いつも「下手だね」と言われるという。愛情・期待の裏返しというのはもちろん本人も分かっているが、時々は飴も欲しいのが弟子の本音。「最後は褒めてもらいたいですね」と最終日への意気込みを語った服部。本当は誰よりも彼女の成長を期待しているその人に、笑顔で朗報を届けたい。


アンソンジュ (2位タイ:-7)
「前半チャンスで入ってくれず、運が悪かったところもありましたが、その中でも我慢して出来たし、後半は満足しています。ここは距離も長いのでフェアウェイキープが絶対ですね。優勝のことを考えると成績が悪くなるので、自分のプレーに集中して頑張ります」。

渡邉彩香 (7位タイ:-5)
「今日はボギーが2つとも3パットだったのでもったいなかったです。あとひとつはバーディーが欲しかったけど…しょうがないですね。(トップとは)3打差あるし、すくには追いつけないと思うので、のんびりいきます」。

藤本麻子 (7位タイ:-5)
「後半は雨と寒さで、すごく難しいコンディションになりましたが、その中でも耐えて良いゴルフが出来たと思います。昨日今日とビッグスコアが出ているので、私も攻めて、上位陣にプレッシャーをかけたいです」。

原江里菜 (10位タイ:-4)
「今日は本当にパットが決まらなかったですが、我慢出来たと思います。3日間あれば今日くらいパットが入らない日もあると思いますし、明日それが全部決まればチャンスも無くはないと思うので、明日は良いプレーをしたいですね」。

横峯さくら (16位タイ:-2)
「インコースは全然バーディーチャンスが無くて、拾って拾ってという形でした。でも上位は伸ばしているので、相性なんですかね。ショット自体は悪くないと思うので、自分と向き合ってOKラインを上げずにやっていければ良いと思います」。

森田理香子 (35位タイ:イーブンパー)
「バーディーチャンスは何個かあって入らないのもありましたが、ノーボギーだったのは良かったと思いますし、ショット、パットも感触は良いです。狙ったところには打てているので、明日はガンガン打っていきたいです」。

宮里美香(40位タイ:+1)
「ショットが寄らず、バーディーチャンスが少なかったですね。ナイスパーセーブも昨日より少なく、ストレスの溜まる一日でした。明日は気持ち良くプレーしたいですね。せっかく日本でプレー出来ていますし、スポンサーさんの試合でもありますので、もっと良いプレーをお見せ出来たらいいなと思います」。

櫻井有希 (40位タイ:+1)
「調子悪いのがそのまま出た感じですね、昨日が良すぎたので、その分が出ました。明日はアンダーまで戻したいですね」。

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