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2014.4.13

スタジオアリス女子オープン 最終日

二人三脚で掴んだ初優勝
リエスドが最終ホールで逆転勝利!

 2014年度LPGAツアー第6戦『スタジオアリス女子オープン』(賞金総額6,000万円、優勝賞金 1,080万円)の最終日が、兵庫県三木市の花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース(6,376Yards/Par72)で開催され、首位に2打差の2位でスタートしたリエスド(韓国)が最終18番ホールでバーディーを決め、逆転で初優勝を飾った。1打差の2位にO.サタヤ(タイ)、3打差の3位には酒井美紀が入った。(天候:曇り、気温:14.1℃、風速:2メートル)



 O.サタヤとリエスドによるマッチプレーの様相を呈した最終日。リエスドが1番ホールでバーディーを奪い、首位に1打差と迫ると、6番でもスコアを一つ縮め、首位に並んだ。ところが、折り返しの10番ホールでO.サタヤがバーディーをとり、再び首位を奪取。その後はシーソーゲーム。そして、迎えた17番ホール。ここでリエスドは痛恨のボギーを叩いた。またしても、勝利の女神はリエスドを見放したかと思われた。17番ホールが終わると、キャディーで妹のチソンさんから「ケンチャナ(*日本語で「大丈夫」)」と声を掛けられた。この言葉は、これまで幾多の困難にあった時にもらった言葉で、今では夢にまで出てくるほど。この言葉がリエスドを冷静にさせた。



 そして、最終18番ホール。両者ともティーショットをフェアウェイにつけ、セカンドショット。O.サタヤはピン下にオン。リエスドはピン左に付けた。距離はいずれも7m。最初にバーディーパットを打ったのはO.サタヤ。しかし、わずかにカップを外しパー。そして、リエスド。下りのスライスライン。決してやさしいパッティングではない。おそらく、ギャラリーの誰しもがプレーオフだと思っただろう。そんな難しいラインだった。ここで、勝利の女神がリエスドに微笑んだ。ボールは見事カップに吸い込まれた。カップインとともに女神に感謝するように両手を天に突き上げた。今まですることが出来なかった勝利の表現。ついに実現した。 スタートホールで、チソンさんと手を握り、黙祷するかのように目をつむり祈りをする光景はもはや代名詞。二人で心をひとつにして、「頑張るぞ」と願う。この日も同じ光景があった。18ホール後、この願いは初優勝という形で成就した。

O.サタヤ (2位:-8)
「今日はショットが良くなかったので、パーパットが多くなってしまいまいた。昨日までと違ってちょっとナーバスになっていたのかな。1番のパーパットも2番のバーディーパットも手が震えていました。今日でまた課題が見つかったので、そこを意識しながらまた頑張ります」。

酒井美紀 (3位:-6)
「1日目からショットもパットも悪くなかったんですが、グリーンが読み切れなくてスコアにならなかったです。2、3日目はちょっと強気でいったらパターがはいってくれた感じです。ツアーに出て3年目なので、自分で狙えるコースもわかってきた感じなので、今年は狙っていきたいです。(次の狙いは)来週とフジサンケイですね」。

服部真夕 (4位:-5)
「本当に嬉しいです。今年初の60台。最終日爆発出来て、ひと安心です。今年初のアンダーパーフィニッシュだったので、ここからまたスタートかな。ここ5試合は予選を通るだけと不甲斐ないプレーではありましたが、ちょっと手応えみたいなのはあって、私としては最終日に伸ばせたのは大きいですね」。

笠りつ子 (5位:-4)
「今週も良い感じできているので、この流れでいきながら、課題を反省してまた一からやっていきます。(連続ベスト5フィニッシュ。来週の地元大会に向けて)そろそろ勝ちたいと思っています。まあ、常にですけど!また頑張ります」。

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