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2014.5.7

ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 開催!

 2014年LPGAツアーの公式戦『ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』(賞金総額1億2,000万円、優勝賞金2,400万円)が8日(木)、茨城県つくばみらい市の茨城ゴルフ倶楽部西コース(6,630ヤード/パー72)で開幕。前日の7日(水)はプロアマ戦、公式会見が行われた。



 宮里藍は、米ツアーから一時帰国して、今季国内初出場。「調子は、ボチボチです。100パーセントの準備ができたわけではないけど、70パーセントの出来であれば、あとは試合の流れの中で、補強することができる」。これが自然体というような見本といった印象で、自身の調子を語った。予選の2日間は、昨シーズンの賞金女王、森田理香子と、ツアー最年少優勝記録を塗り替えた15歳のアマチュア、勝みなみと同組でプレー。これまでにない大ギャラリーの熱視線が注がれる。

 「今年の米ツアーの成績からいうと、私ではない。理香子ちゃんと、みなみちゃんでしょう。若い人から刺激をもらいます」。今年、プロ入り12年目を迎えた。それにしても、時がたつのは早い。宮里の口から「若い人」という言葉が出た時には、ちょっとドキッ。「(年をとった)実感はないけど、もうプロとして10年以上やっている。これは事実ですから、受け入れざるを得ません。私自身は毎年、一生懸命やっているから、そんなにたったのかという感じがしますけど…」と振り返り、「私はたまたまです。運に恵まれたと思う。私たちの世代から、アマチュアでもツアーへ出場できる試合数が、4試合から増えたりして、多くの経験をさせてもらいました。それが大きい」。

 その一方で、ともに女子ツアー隆盛のムーブメントをつくった横峯さくらが結婚。この日は、人生についても話が及ぶ。「(横峯さくらとは)ゴルフだけではなく、友だち歴が長いから、結婚の話を聞いたときにとてもうれしかった。人生は長い。ゴルフ以外の幸せをみつけることも大切です。私は、20歳の頃、30歳で結婚して、32歳で子どもを、というプランを立てていました。でも、ゴルフがオリンピックの競技になることで、人生のプランが変わりました。リオ五輪まで、この2年間が、勝負です。まぁ、短期の目標ということですけどね」。女子ゴルフ界のトップランナーは、威風堂々。これからを背負う2人の目前で、どんなテキストとなるのか。



 賞金女王のタイトルが、大きな成長をもたらした。「藍さんとは何度か回っています。ギャラリーの多さには慣れている。私は、いつもと変わらずにプレーができると思う」。そして、今季初の公式戦に、「勝ちたいと思っています」と力強く言い切った森田理香子

 自信の裏には、胃痛などの体調不良からの回復。師匠の岡本綾子から久々に指導を受けたことも大きな要因となった。「2日間、見てもらうことができました。全体は悪くないということだし、細かいところをチェックしていただいた」。得た結論は基本に忠実に、だった。「試合に出ていると、自分の目線と体の向きが微妙に狂ってくる。そうしている内に、自分の形がわからなくなってきます」。

 もうひとつ。昨シーズン、4勝をあげたことが、4倍、いや、それ以上の原動力となっている。「年間1勝がせいぜいと思っていました。だけど、去年は複数優勝をすることができた。今まではメジャーは私に関係ないと思っていたけど、勝ちたいと思うようになってきました」という。まさに、倍返し。マネークイーンのプライドが、メラメラと燃え上がってきた。

横峯さくら
「コースは難しい印象です。メジャーは勝つべき人が勝って、上位へ行くべく人がそれなりの戦いをする。私もその中の1人ならラッキーだと思います。それほど、高望みをしないでしっかりとスコアをつくりたい」。

宮里美香
「先週、帰国して体調を整えてきました。バッチリです。米ツアーでは、あまり成績がいいとはいえないけど、自分のスタイルに近づいています。気をつけるのは、バンカー。このコースは、砂質が柔らかい。アメリカの感覚で打つと、ボールが飛びすぎてしまうからです。毎日、2アンダー、3アンダーを積み重ねていきたい。この試合は、メジャーですから、優勝したいと思っています」。

勝みなみ <アマチュア>
「いい感じです。ドライバーショットが良くなってきました。速いグリーンも好き。メジャーということを意識しないで、ボギーを少なくしたい」。

※公式会見 
 2014年ツアーは、劇的なドラマの連続。小林浩美会長は、今季初の公式戦を前に、「コースは最高の仕上がりです。プロアマ戦でプレーしましけど、グリーンが素晴らしい。ティーショットから、パッティングに至るまで、すべてのショットで技術が試される」と胸を張った。

 また、今年のセッティングコンセプトは、メリハリをきかせることが最大のテーマ。「バーディーをとれるホールでは、バーディーを逃すと上位へはいけない。当然ながら、これまで難易度が高いホールは、より難しくなっています」と、入江由香・大会実行委員長も話す。優勝の想定スコアは、好天が続けば、4日間で10~12アンダー。

 「例年以上に世界中から素晴らしい選手が揃った。楽しみな日本のアマチュアもいます。きっと最終日は、ワクワクドキドキから、ハラハラドキドキ。そんなスリリングな試合になるでしょう。たくさんのギャラリーに、コースへ足を運んでいただきたい」とボルテージが上がった。

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