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2014.7.19

サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント 2日目

予選カットラインは驚異の4アンダー
守っていては勝てないバーディー合戦はいよいよフィナーレへ

 2014年度LPGAツアー第19戦『サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)の大会2日目が、茨城県稲敷郡のイーグルポイントゴルフクラブ(6,528ヤード/パー72)で行われた。

 初日に引き続きバーディー合戦となった大会2日目、イナリ(韓国)が6バーディー、ノーボギーの66で12アンダーまでスコアを伸ばし、単独首位に立った。1打差の11アンダーで成田美寿々、さらに1打差で東浩子がつけている。予選カットラインは4アンダーとなり、これまでのツアー記録である2アンダーを一気に2ストローク更新した。
(天候:曇り、気温:23.5℃、風速:2.7メートル)


 この日出場した選手106人が奪ったバーディーの数は、実に373と1イーグル。これまでの記録を一気に2ストローク更新する4アンダーという予選カットラインの数字を叩きだした大会2日目に、主役の座に躍り出たのはイナリだった。「暑いのが大好きです」7月生まれのイナリは常々こう公言する。今週は初日、2日目ともそれほど気温が上昇しておらず「涼しいですよね」と物足りない表情を浮かべるが、バーディー合戦でヒートアップする戦いにテンションが上がったか、「ピンチは無かったです」と完璧なゴルフで2日連続の66をマークし、堂々の単独首位で大会2日目を終えることとなった。


 その大会2日目、前半の主役はイナリと同組の成田美寿々だった。6アンダーから5人が首位に並んでスタートしたが、1番で幸先よくバーディー発進すると、3番から3連続バーディー、8番もバーディーを奪い、記録を樹立したバーディーラッシュの先導役となった。後半は打って変わってノーバーディーとなり、イナリに単独首位の座は譲ったが、「並んでるより追いかける方が好きなので、逆に良かったと思います」と最終日の追撃に向けて、余裕の笑顔を見せた。


 イナリ、成田の30分程前に最終日・最終組の切符を手にしていたのは東浩子。「初日に良いイメージになってきて、今日もそのままのイメージで回れました」とこちらは2日連続の67で、最終日の戦いに駒を進めた。1992年生まれで、既に複数回優勝を果たしている堀奈津佳や成田美寿々と同級生。「奈津佳も優勝して刺激になってます」と同世代の活躍にはもちろん刺激を受けている。明日同組で回ることになった成田に対しては「バーディーを取るガッツのあるゴルフなので、私も攻めていかないといけない」と日頃から仲の良い同級生に闘志を燃やす。

 その闘志を伝え聞いた成田は「最近は東さんとバチバチなので、バチバチの戦いが見られると思います(笑)」と勝負を真っ向から受けて立つ構え。単独首位をのイナリも2日連続で同組となる成田に対し、「距離も飛ぶし、明るいし、良い雰囲気で回れます。良いライバルなので、明日も面白い試合になりそうです」と挑戦状を送った。

 お互いがお互いを高め合う相乗効果のバーディー合戦。優勝者は最終組の3人から出るのか、それともビッグスコアでの逆転劇があるのか。どちらにしてもイナリが言うとおり「面白い試合」が見られそうだ。


中村香織 (4位タイ:-9)
「今日はショットがあんまり良くなくて、ラフに入ったりしてアプローチするのが多かったですがしのいでこれました。みんな伸ばしている中で私も負けずに伸ばせたのでヨシとします。明日は攻める気持ちで、周りは関係なく自分のゴルフでいかにいけるか挑戦してみたいです」。

北田瑠衣 (7位タイ:-8)
「14番のボギーが悔しい。ボギーは仕方ないけど、これだけアンダーが出て、バーディー合戦なので…。今週はパターもウッドも全部替えて上手くいったかなと思います。今週のキャディは夫です。お互いのテーマは喧嘩しないようにしようと。これが3試合目です。落ち着きますよね。タイミング、間が良かったです」。

藤本麻子 (7位タイ:-8)
「今日は前半すごくショットの調子が良くて、バーディーチャンスに付けられたんですけど、5、6mが決めきれずで…。(明日は)バーディー合戦になると思うので、パッティングをもう少し練習して、今日前半決められなかった分の鬱憤も晴らしたいです」。

木戸愛 (7位タイ:-8)
「まだまだチャンスはあったけど、その中でも最後の最後まで良いゴルフが出来たので、良かったと思います。(一昨年のことは)ラウンド中は思い出さないですね。始まる前にここで勝ったんだなと思いだしました。イメージは良いので、そういう気持ちも良い方に働いています。自分のすべきことをやって、結果はお楽しみにしたいです」。

香妻琴乃 (7位タイ:-8)
「我慢のゴルフという感じでしたね。グリーンを外すことが、昨日より多くて、バーディーチャンスもあったけど、2、3mがあまり入らなくて、パーを取りながらまた来たチャンスを取りに行こうというゴルフでした。(大会を盛り上げたいと言っていましたが)出来ていますかね?もうちょっと伸ばしたいと思っていたので。でもまだチャンスはあると思うので、落ち着いて、ベストを尽くしたい。優勝争いしたいですね」。

向山唯 (7位タイ:-8)
「調子は悪かったんですけど、なぜか良かったですね。風邪気味で振れる元気もなく、1番手あげたら距離が合いました。グリーンが止まるのでデッドに行けたので。(プレー中はどんなこと考えて)エコゴルフです。振らずに、入れようとも思わず、ただ打つだけ。あまり考えないように。明日もエコで。1番手あげて、振らずにいきます」。

原江里菜 (13位タイ:-7)
「最終ホールで良い距離のバーディーパットを外して、悔しかったけど、今日あまり調子が良くないなか、ノーボギーなので…。調子が良くないのは、ショットですね。パッティングが入ってくれたので、今日の調子なら上出来かな。(明日は)少しでも伸ばすしかチャンスはないので、乗せたら入れる、遠くてもボギーを打たないで取りこぼしのないようプレー出来れば」。

青木瀬令奈 (18位タイ:-6)
「ショット自体は今年良いです。昨日はパッティングがかみ合わずに、1つしか伸ばせなかったんですが、今日はパッティングもしっかり打ち切れて早い段階でバーディーが来てくれたので良かったです。(ホステスプロとして)今日は18番で社長が見ている中でバーディーが取れたので嬉しかったです。明日は今日と同じ様にバーディーをたくさん取れるように頑張ります」。

堀奈津佳 (18位タイ:-6)
「もう少し伸ばしたかったけど、昨日と同じで最低限のゴルフは出来たかなと思います。明日はもう少しスコアを出したいです。(最終日)ショットはまずまずだと思うし、調子自体は良いので、自分のゴルフが出来れば。伸ばしあいなので、優勝争い、上位にいくためにはプラスアルファーで頑張らないといけないし、1つ1つ大事に頑張っていきます」。

@森田遥 (18位タイ:-6)
「スコア的には良かったんですけど、後半でダボが出て…。そこだけです。(今日は18歳の誕生日)朝のコールで言われて嬉しかったです。ダボがなければ、完璧だったんですけどね。ショットが悪いなか、パッティングが決められているので、(明日は)そこを活かしていければいいなと思います」。

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