2014.9.10
日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 開催!
女子プロ日本一の行方は――
『日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』 開幕!!
2014年度LPGAツアー公式戦『日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』(賞金総額1億4,000万円、優勝賞金2,520万円)が、9月11日(木)から兵庫県三木市の美奈木ゴルフ倶楽部(6,645ヤード/パー72)で開幕する。大会前日の10日(水)、プロアマ戦と公式会見が行われた。

ディフェンディングチャンピオン・イボミの笑顔には、いつもと違う決意が感じられた。
「確か、連覇をした選手は一人しかいない、とうかがっています」。今年で47回目を迎える女子プロ日本一決定戦の長い歴史で連覇を達成したのは、樋口久子ただ一人。それも第10回大会の1977年以来となる。誰もが欲しいタイトルを渡したくない、と思うのは当然だろう。
「去年、トロフィーを手にしたら、あんまりキレイなので驚きました。そこに、私の名前が刻まれている。見た瞬間、もう一回と思います」。
前週は韓国へ。入院中のお父さんを見舞った。「賞金女王を目指して頑張れ、と激励されました」という。すでに、今季の獲得賞金は1億円を突破。タイトルへ向けて着々と態勢を整えている。肝心の調子も、「ショットいいです。アイアンが特にいい」と自信を深めた様子だ。
そうはいっても、細心の注意を怠らない。「今日は天気が良かったけど、あす以降、風が吹くと難しくなる。きっとピンの位置でかなり状況がかわるでしょうね」と気を引き締めた。いよいよ、長丁場の4日間がスタートするが、「リラックスできるように」と、9日のスーパームーンの写真が妹さんから、送られてきた。「カップと同じぐらい、キレイでした」。連覇へ向けてさらに気合を込めた。

連覇のチャンスがあるのがイボミただ一人なら、年間グランドスラムを達成するチャンスを持っているのは、成田美寿々だけだ。
「公式戦をひとつ勝つと、もうひとつ欲しくなる。今回は日本というタイトルがついているし…」。それほどストレートに自分の気持ちを表現できるのは、調子がいい証拠だ。
「毎年、公式戦はとても難しい、と感じるけど、そんな気持ちが今回はありません。多くの経験を積んで、自分がレベルアップしたのかなぁ」。さらには、シーズンの大目標である賞金女王のタイトルへも話が及んだ。「出場する試合はどれも全力を尽くします。でも、賞金の大きい試合で頑張らないと、なかなか差が詰まらない。年間1億円突破、今週、行きたいです」と言葉を弾ませる。
優勝のポイントは、ラフへ打ち込んだ際、いかにパーを拾うか。「攻める時、守るときのメリハリをきっちりとつけます。今週は天気が良さそうなので、グリーンも日ごとに硬くなるでしょう」。一方で、成田個人は優勝スコアを10アンダーと想定している。「一日2つで、おまけが2つの計算です。もし、私が10アンダーまで行って負けたら、勝った相手を褒めるしかありません」と、自信満々に結んだ。

大会実行委員会が事前設定した予想スコアは、優勝15アンダー、予選カットラインが5オーバーと実に幅が広い。ここにコースセッティングの妙がある。
「選手の調子の良し悪しがストレートに出るセッティングにしました。技術、精神力、そして体力。プロとして、総合力が問われるトーナメントになると思います。プロはみんな勝ちたい試合。日本にゴルフがある限り、優勝者の名前が永遠に残るわけですから」と大会会長の小林浩美は胸を張った。
大会実行委員長の入江由香も、舞台設定には絶対の自信をもっている。まさに、今回は選手への挑戦状といっていい。
「すべてが想定通りに進みました。コースコンディションはもちろんのこと、予報でも天候に恵まれそうです」と前置きして、「今年は去年に比べ、ティーグラウンド、フェアウェイでの芝の刈り高が短くなっているのも特徴のひとつ。刈り高が短ければ、いいショットをしやすい。スコアが伸びてくるでしょう」と解説した。とはいえ、公式戦だけに、きっちりとスパイスを効かせてある。「グリーンのスピードがどんどん速くなるでしょうね。でも、ただ速いだけではありません。ラインに乗せればバーディーになります。かといってやさしいわけではない。乗せるところによっては、チャンスが3パットに変わります」。
コースセッティングアドバイザーをつとめた岡本綾子も、「ワンクラブ、番手を落としても、下に置くこと」。ゴルフの基本である手前からが最大の攻略法と説明を加えている。
森田 理香子
「グリーンが止まりやすいので、誰でもバーディーを狙えるし、フェアウェイに行ったらご褒美がもらえるコースだと思います。今日は主にスイングチェックを行いました。優勝の予想スコアが15アンダーということでしたけど、今日の私ではちょっと…。でも、明日の私なら出る、そう思って試合へ入ります」。
大山 志保
「すごく調子がいい。ショット、パッティング、アプローチと全部いいですね。先週の優勝のおかげで自信をもってプレーできている。15アンダーが予想優勝スコアだそうですけど、グリーンは止まるし、距離もそれほど長く感じない。15アンダーは行くと思う」。
酒井 美紀
「このところ、出したイメージとショットやパッティングがかみ合わないので成績はもうひと息ですが、今日の調子はとても良かった。体調もいいので頑張ります」。
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