1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. マンシングウェアレディース東海クラシック 2日目

2014.9.20

マンシングウェアレディース東海クラシック 2日目

圧巻の“ハーフ29”で首位浮上
福田真未が最終日最終組のリベンジに挑む

 2014年度LPGAツアー第27戦『マンシングウェアレディース東海クラシック』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の第2日が、愛知県知多郡美浜町の新南愛知カントリークラブ 美浜コース(6,375ヤード/パー72)で開催された。

 13位からスタートした福田真未が自身のベストスコアを2打更新する64をマークし、通算10アンダーで単独首位に立った。1打差の2位にO.サタヤ(タイ)、申ジエ(シンジエ・韓国)、金ナリ(キムナリ・韓国)の3名、さらに1打差の5位には北田瑠衣、成田美寿々が続く。(天候:曇り、気温:21.3℃、風速:1.7メートル)

 2アンダー13位タイからスタートし、前半スコアを1つ伸ばしただけに過ぎなかった福田真未の怒涛の追い上げは、突如始まった。その幕開けとなったのは11番Par3。8番アイアンで放ったティーショットを7mにつけ、それをきっちり沈めると、12番は15mのロングパットが本人いわく「まさか入って」2連続。13番は6m、14番は4mのチャンスをしっかり決めて4連続バーディーとし、一気にリーダーボードの上位に浮上すると、続く15番も2.5mを沈め、16番は20yのアプローチを「入っちゃいました」とチップインで6連続。

 「ゾーンに入ったような感覚でした」と最終18番でもきっちりバーディーフィニッシュとし、後半のスコアは今季の9ホール最少ストロークとなる29。自身のベストスコアを2打更新する圧巻のラウンドで、気づけば単独首位で最終日を迎える位置まで順位を押し上げていた。


 初のツアーフル参戦となっている今季、開幕早々に3連続ベスト10フィニッシュをするなど、初シードを早々に決めたかに見えていた福田だったが、その勢いは10試合を消化した頃から急に衰えてしまう。「今思うと考えすぎでした。ミスしたらどうしようとか怖くなっていました」。ついには「予選通過を目標にした時期もありました」というまでに調子も落ち込んでしまったが、それが吹っ切れたのは今季のシード当確の目安とされている獲得賞金2,000万円を突破した直後の『ゴルフ5レディス』だったという。

 「やっとシード権がラインに乗ったと。そしたら2日目にビッグスコアが出て、それでそれまで悩んでいたのが吹っ切れましたね」と不調に陥った悩みの種がシード権なら、復調のきっかけもシード権、元来の思い切りの良さを取り戻し、今日の圧巻のラウンドに繋げてみせた。

 これで明日の最終日は、今季2回目の最終組。前回の『KKT杯バンテリンレディスオープン』では「私は守りすぎるところがある。そこを変えて、もっと攻撃的にならないといけない」と最終日に挑んだが「緊張して、自分のプレーが出来ないまま一日が終わってしまった」とそのチャンスをものに出来なかった。「あの時よりは自分でも成長していると思います。それを明日出せるように集中してやりたい」。そう5か月前のリベンジを誓った福田。最後まで攻め抜く覚悟はどうやら固まったようだ。

申 ジエ (2位タイ:-9)
「今日はいいプレーが出来たんですけど、ミスが少しありました。パターのミスがあって、くやしかったです。このコースはバーディーが多く狙えるコースなので、明日は攻撃的に攻めていきたいと思います」。

金 ナリ (2位タイ:-9)
「15番の前からチャンスはあったんですが、パットが入りませんでした。我慢して15番で入って、自信が持てました。全体的にショットが良かったので、あすもキープしたい。パターをもっと頑張ります」。

O.サタヤ (2位タイ:-9)
「今日はパッティングがすごく良かったです。ラインが出ていて、すごく良いフィーリングが出ていたので、そのままならいけると思います。このコースは好きです。終わった後でつりができるので」。

成田 美寿々(5位タイ:-8)
「今日はいっぱい、いっぱいのゴルフでした。昨日のパターが修正しきれていなくて、今日は良くなかったですね。ここは1日に1人や2人は爆発する人が出てくるのはわかっているので、明日わたしがと思えば。でも63とは思いませんでしたけど。明日はロング4つでしっかりバーディーを取っていくこと。それが出来れば、他のホールでも波にのっていけると思うので」。

北田 瑠衣 (5位タイ:-8)
「ショットは昨日より良かったです。チャンスにつけられたけど、パットが入ってくれませんでした。ショットもパットも良かったので、もうちょっと伸ばしたかった。でも、上出来です。2日目なので平常心で出来ました。明日はさらっと行ってきます」。

鈴木 愛(12位タイ:-5)
「バーディーパットが入らなくて、チャンスが来ても難しいところではいらなくて…。ちょっと苦しいラウンドでしたが17、18番でバーディーが取れて良かったです。パットが入らなくて苦しかった。フラストレーションがたまりました。(明日は)3日間アンダーで回りたいと思っています」。

横峯 さくら (22位タイ:-3)
「今日はショットもパットも全体的にあまりよくなくて、後半良くなったんですけど、1.5mにつけた時、外してしまって、結局波に乗れませんでした。ディフェンディングですし、1つでも上を目指して頑張ります」。

三浦 桃香 (29位タイ:-2) ※アマチュア
「今日はデコボコな1日でした。(デコは)パー5でアプローチが全部良かった。(ボコは)3パットしちゃいました。9番とか10番で。パープレーは悔しい方が大きいですけど、ドライバーが悪かったところでアプローチが良かったので、それはマルです。明日はボギーを打たないように考えてプレーしたいです」。


 2日目の競技終了後に行われた日本女子プロゴルフ協会公認の『マンシングウェア2014女子プロドライビング女王コンテスト』では、山城奈々が276.1ヤードを記録し優勝を飾った。2位は275.5ヤードで穴井詩、3位は267.6ヤードの成田美寿々となった。

ドライビング女王コンテスト優勝 山城奈々
「3位に入るのが目標でしたが、いつも以上に気持ちよくスムーズに振ることができました。これからも思いっきり振っていって、飛距離ももっと伸ばしたいです。平均で270~280yくらいまでいきたいですね。(賞金の使い道は?)肉食べます(笑)」。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索