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2014.10.25

NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 3日目

3打差をつけ、最終日へ。視界良好!大山志保が完全優勝宣言!!
幸運を呼んだオレンジカラーの吉田弓美子、鈴木愛も逆転劇を狙う

 2014年度LPGAツアー第32戦『NOBUTA GROUP マスターズGCレディース』(賞金総額1億4,000万円、優勝賞金2,520万円)が25日、兵庫県三木市のマスターズゴルフ倶楽部(6,445ヤード/パー72)で第3日が行われた。

 第1日から単独首位の大山志保がこの日も、5バーディー・2ボギーの69とスコアを伸ばし、通算15アンダー。2位以下に3打差をつけ、最終日を迎える。通算12アンダー、2位タイは、吉田弓美子、テレサ・ルー(台湾)の2人。4位タイの通算11アンダーで、アン・ソンジュ(韓国)、渡邉彩香が続いている。 (天気:曇り、気温:18.2℃、風速:0.7メートル)


 実りの秋、そして収穫の時。2014年のツアーも、今大会を加えて6試合となった。大山志保がいう。「ラインが見える」。調子があまりよくない状況でも崩れることがないのは、パッティングの不安要素がないからだ。「打った後、ギャラリーの『入る』という声が聞こえてきた。もちろん、私も来たなって…。パッティングの時、ラインが見えるというよりも、描けるというのかもしれない」。ゴルフの不思議なところは日々、調子が変わること。その中で、長いシーズンを戦うことは、試行錯誤の繰り返しである。春先はパッティングに悩み続けた。何を試してもうまくいかない。思い切って、ニチレイレディスの時、千葉県内のゴルフショップでパターを購入すると、それが浮上へのターニングポイントとなった。「一生モノのパターに出会うことができた」。その感動は、言葉では言い表せないらしい。

 要は苦しみが多ければ多いほど、喜びが増える。もっか取り組んでいるのは、スイングのリズムを守ることだ。ところが簡単にはいかない。この日は、「ショットが飛びすぎたりした。練習場からボールのつかまりが悪かったです」と。スタートホールからティーショットが左へ行く。そんな時でも決してあせることがなかった。「きょうはキツかったですよ。こんなにショットが悪いのは久しぶりだから…。ただ、自分で決めたことですから、スイングの調整とか、リズムを保つことをやり続けることが大事」。信念は揺らがない。だからこそ、この日もきっちりとスコアを伸ばすことができた。今大会は、過去2勝。今季の通算2勝目、そして大会最多の3勝目へ王手をかけ、最終日を迎える。「宮崎から、両親と兄が応援に来ている。その目の前で勝ちたい」と、気合が入った。優勝賞金はツアーでも屈指の2,520万円。果たして、大山の『感謝祭』は、どんなドラマが待っている-。


 季節感で彩を添える。これまた、ギャラリーを楽しませる重要なファクターだ。この日、好調をアピールした、吉田弓美子と鈴木には共通点が…。オレンジをラッキーカラーとした。「デキすぎですよ。全体の流れがいい1日でした。ここ最近、最終日を迎える前、こんなスコアはなかったから、トップ5を目指して頑張ります」。オレンジを選んだのは、理由があった。社会現象ともなっているアニメの妖怪ウォッチ。そこに登場する人気キャラクター、ジバニャンの大ファンだそう。「私は、ジバニャンカラーのつもりでした」と笑っていた。


 一方、鈴木愛は、街中にあふれるハロウィンカラー。パンツには、そのトレードマークともいえる、かぼちゃをくり抜いたロウソク立て『ジャック・ランタン』がいくつもプリントされていた。「最初、手にしたときは、なにっ、これ? とびっくり。でも、試着してみると、皆さんから、似合っている、と…」。それが奏功したのか、「決して、調子がいいわけじゃない。気がついたら、最終日の前、いい位置にいました。今までにはない感覚ですね」と話し、「連戦で疲れているけど、今年は日暮れまで練習をすると決めている。あした、パーッと入ってくれるように」と、パッティンググリーンへ向かった。

テレサ・ルー (2位タイ:-12) 今年の日本女子オープン制覇
「ようやく、きょう、ドライバーショットが良くなりました。13ホールでフェアウェイから第2打を打つことができた。おかげで、アイアンショットも上向いて、バーディーチャンスが多くなった。後は、グリーン上でのライン読みがよくなれば…」 。

アン ソンジュ (4位タイ:-11) ツアー史上2人目の3週連続Vを狙う
「手首が痛かったので、ワンショット、ワンショットが大変でした。それから、グリーンではパッティングのラインが読みづらくて…。でも、18番で7メートルのパーパットが入ったし、きょうは許してあげようと思います。終わりがよければ、あすへつながるでしょう」

渡邉 彩香 (4位タイ:-11) 『アクサレディス』に続き今季2勝目を狙う
「昨日はうまく行きすぎていたので、今日は昨日のようなゴルフはできないと思ってスタートました。前半スコアを落としたけど、後半イーブンに戻したので、明日につながると思います」。

上田 桃子 (6位:-10) 『CAT Ladies』につづき今季2勝目、国内通算10勝目を狙う
「今日はあまり調子よくなかったけど、1番の3パットしてからパッティングのタッチが自信持ってできなくなって、攻めるポイント間違えたかな。でも、上がり4ホールはすごく自分で大きいと思いますし、まだ明日楽しみだなと思う所に踏みとどまれたので、この流れを明日に繋げたいです」。

黄 アルム (7位タイ:-9) シード権、確定を目指す
「ショットがすごく良くて、ピタピタ来ました。16番では3パット、18番が、第2打がディボットからのショットでボギーにしてしまったけど、仕方がない。7つのバーディーがとれたことを素直に喜びましょう」 。

鈴木 愛 (7位タイ:-9) 『日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯』で初優勝を飾り、現在賞金ランキング16位
「ショットはあまり曲がらなかったけど、飛びすぎてしまって…。パッティングもチャンスに付いていたけど、なかなか決まらなくて…。3日間通してこの日が良かったというのがあまりないので、淡々とやりたい。パッティングが3日間入っていないので明日は入ってくれたら…」。

馬場 ゆかり (9位タイ:-8) 4大会ぶりの予選通過
「ショットはずっと悪くないですね。今日は全部パーオンしていたので、あと何個か(バーディーを)獲りたかったんですけど…。予選落ちが続いていてみんなにも心配されていたんですけど、ゴルフの調子は悪くないです。残りは一生懸命やるしかないです。上を見るだけ。下を見ることは一切ないし、出来なかったことを一生懸命やるだけです」。

原 江里菜 (9位タイ:-8) 今季未勝利も、賞金ランク8位
「上がりの3ホールでボギーが2つ。悔しいけど、前半はいいパットが決まってくれた。最終日ではなかったので、それが救いです。あすは、前半からスコアを伸ばしていきたい。ショットの調子がいいので、最低4か、5アンダーを目標にします」 。

香妻 琴乃 (13位タイ:-7) 『中国新聞ちゅーピーレディースカップ』で優勝
「今回はレギュラーツアー初Vを目指す「ステップアップツアーで優勝することができたので今回、出場権をいただきました。きょうはショットがとても良かったです。自分で感じるのはプロ4年目で、技術が安定してきました。調子が悪くなった時、修正する力がついてきたと思う。自分のプレーを客観的に整理できるようになりました」 。

イ ボミ (17位タイ:-6) 現在賞金ランキング2位。今大会のホステスプロ
「ショットはほんとうに良いのにバーディーがあんまりなくて気持ちが…。優勝も行けるようなショットだったのにパッティングが本当に入らなくて…。今日もたくさんのギャラリーが来てくれて、良いゴルフを見せたかったけど、バーディーが取れなくて恥ずかしかったです。でも応援してくれるのはほんとうに嬉しいです。ここまでの3日間、あまり笑顔で回れていないので、明日はたくさんバーディーを獲って、たくさんスマイルできるように頑張ります」。

森田 理香子 (20位タイ:-5) 昨季は8個のイーグルを奪いイーグル数ランキングで3位に入ったが、今季はこれまで0。今日、今季初のイーグルを獲得
「(今日は)フェアウェイもキープできてないし、アイアンショットもあまり打てていなかった。パッティングもショート目なので、明日は思い切って打ちたいです。(15番で今季初イーグル)めっちゃうれしかったです。1個目なので。今日1個取れたので、来週含めて取りやすくなった。イメージ良くなったので明日以降も頑張りたい」。

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