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2014.11.19

大王製紙エリエールレディスオープン 開催!

タイトル争いは、いよいよ大詰め。
3度目の戴冠を今週決めたい-アンソンジュ
追うイボミは「最終戦まで楽しめるように」と密かに逆転宣言!

 2014年度LPGAツアー第36戦『大王製紙エリエールレディスオープン』(賞金総額1億円、優勝賞金1800万

円)が11月20日(木)から23日(日)まで、香川県三豊市のエリエールゴルフクラブ(6,428ヤード/パー72)で開催される。今季のレギュラーツアーも残り2戦。賞金女王、メルセデスランキングのタイトルや、シード権争いなど1打入魂の4日間となる。

 プロになってみなければわからない。頂点を狙う緊張感は、果たしてどんなものか。残り2戦となった今年、賞金女王のタイトルの可能性がある選手は、2人に絞られた。

 「決められるなら、決めたいです」とランク1位のアンソンジュは話す。今季5勝をあげ、2位に約3300万円をつける独走状態にある。圧倒的なアドバンテージを握っていることは確かだが、かつて感じたことがないほどのプレッシャーに襲われているという。「賞金女王ということを考えると、いろいろな感情が湧き出てくる。ただ、最後にはとても悲しい気分になってしまうんです」。意外な本音。

 タイトル確定のチャンスがあった、前週の伊藤園レディスでも第1日、ショットが乱れて大きく出遅れた。結果は21位。心地よいプレッシャーを味わうなどなく、悲しみが-という気持ちがわかるような気がした。だから、今週は気分を一新。「考えすぎると結局、何もできなくなってしまう。だから、何も考えない。目の前の1打に集中する。1日、1日を頑張っていきます」。立ち戻ったのは、ゴルフの原点だった。

 賞金ランク2位のイボミは、最終戦の『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』へ、逆転の可能性を残すためには今大会、2人までの2位タイ以上が条件だ。実にハードルは高い。しかし、それだけやりがいがある。「皆さんも最後まで楽しめるように頑張ります。『NOBUTA GROUP マスターズGCレディース』から毎回、勝つことだけを考えてきました」という。今年は開幕前から賞金女王獲得を目標として掲げてきた。当然、それをあきらめるわけにはいかない。たとえ1パーセントの確率でもある限りは、必死でチャレンジするのもプロの魂というものだろう。

 また、狙っているのは賞金女王だけではなく、メルセデスランキングでも、アンを追っている。「メルセデスランキングの最優秀賞も以前から、絶対に獲りたいと思ってきました。調子は悪くはないです。きょうは、ショットの調子がものすごく良かったから、自信をもって試合に、臨めます。ただ、最近はバーディーチャンスにつけてもなかなか、パッティングが決まってくれない。明日からは、たとえ入らなくても、自分を頑張れ、頑張れと心の中で応援することにします」と、トレードマークの笑顔で結んだ。

 勝負は時の運といわれるが今、それを人一倍、かみしめているのは『伊藤園レディスゴルフトーナメント』でツアー優勝を飾った、前田陽子だろう。「私は何も変わっていないのに、周りの方がそういう目でみてくれる。それに、おめでとうの電話や、メールが200件ぐらいありました」。そして、この日は、また新たな体験を。プロアマ戦へデビューを飾っている。「初めてです。最初は、ちょっと上がってしまって…。きょうは、ゲストの方と(樋口)相談役と回って、たくさん勉強をさせていただきました」。技術ではない。シード選手、それからトッププロの心得をたっぷりと-。

 今大会、鈴木愛は、お母さんの実家からコースへ通勤する。慣れ親しんだコース。初めてのラウンドは中学1年の時。「そんな思い出がぎっしりとつまった所だから、本当に勝ちたい」。ところが、「このコースはあんまり得意じゃない。マネジメントを誤ると、すぐボギーになるから…」。しかし、ぜいたくはいっていられない。弱気な気持ちを払しょくするように、「とりあえず、最終日は最終組で回りたい。身内がたくさん、応援に来ますから」と話した。そうはいっても、その応援も、「きっと今回はいつも以上に、頑張れといわれるはずです。そうなると、プレッシャーがものすごくなる。うまいこと応援をかわしながらですかね…」。気持ちをコントロールするのも、成長の証だ。

横峯さくら ※来季の米ツアー予選会へ挑戦
「私にとって、今大会が今年の最後の試合になります。渡米前ですから、いいプレーをして、いい状態で予選会へ臨みたい。あすから、特に心掛けるのは、やっぱり1打の重み。優勝? とりあえず、予選を通ってからです。そうでなければ、上には行けませんから」 。

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