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2014.11.20

大王製紙エリエールレディスオープン 1日目

大王製紙エリエールレディスオープン開幕!
気力と体力が充実。恩返しを-と気合まで込めた、上田桃子が65の好発進。

 2014年度LPGAツアー第36戦『大王製紙エリエールレディスオープン』(賞金総額1億円、優勝賞金1800万円)の第1日が香川県三豊市のエリエールゴルフクラブ(6,428ヤード/パー72)で行われた。

 8バーディー・1ボギーの65をマークし、通算7アンダーで首位に立ったのは上田桃子。2打差の5アンダーには下川めぐみ、全美貞(ジョンミジョン・韓国)、北田瑠衣、金ナリ(キムナリ・韓国)が続いている。注目の賞金女王争い、ランク1位のアンソンジュ(韓国)が2アンダー、18位タイとまずまずのスタート。賞金ランク2位のイボミは、イーブンパーの45位と出遅れた。(天候:くもり、気温:14.5℃、風速:1.3メートル)

 経験は計り知れないパワーをもたらした。上田桃子は全身から自信がみなぎっているように映る。「ツアーの前半戦は、知らないコースが多かったから、勝負は中盤から後半戦だと思っていました。集中できているのが良かった」とほほ笑んだ。振り返れば、昨年の今大会は賞金シード獲得を狙って、という違ったプレッシャーを味わっていた。それも、主催者推薦で出場して、何としても結果を残さなければいけないギリギリの状況に加えて、肋軟骨骨折で痛みとも戦う困難まで…。にもかかわらず、3位タイでフィニッシュ。一級品の勝負強さをアピールしている。「シード争いや、予選突破などは優勝争いとは違う、メンタルが必要。それを思うと、今は心の余裕がありますね」とボルテージが上がった。そうはいっても、シーズン終盤のこの時期、体力面では楽とはいえないだろう。

 「ここ1カ月、体調はあまりよくない。今週もヘルペスができました。疲れていると私、こんな症状が出て…」。それを補ったのが気力の充実。「筋肉量が落ちているせいで、ショットの状態はいいとはいえない。飛距離などが思うように出ていないのも、その影響かも。でも、素振りまでに不安を一掃して、プレーに集中できた」とこの日を総括している。狙っているのは、もちろん優勝だ。今季の3勝目は、ご恩返しの意味も含まれる。「勝負の流れは、去年から続いています。あの粘りがあったからこそ、と思う。主催者推薦をいただいて出場させていただいたこと。それから、私を心配して社長さんの奥さんからも、コースで声援を頂戴しました。ホステスプロではありませんが、それぐらいの気持ちでプレーいます」。もうひとつ、付け加えるなら、今大会は2007年、史上最年少となる賞金女王のタイトルを優勝で確定させた思い出もあった。

 持っているといえば、やはりこの人。下川めぐみが好スタートを切った。前週の『伊藤園レディスゴルフトーナメント』最終日の17番でホールインワンを達成。賞金500万円を獲得した。これには興味津々の後日談が-。当初の予定では、その日のうちに香川入りして今大会に備えるプランを立てていた。しかし、表彰式出席などのうれしいサプライズが続いて、フライトはキャンセルを。そこで思い立ったのは、「車で移動しよう」。ただし、三重県で1泊することになり、ここでまたもや、ある計画が頭をよぎった。「そうだ、石神さんへ行こう」。石神さんとは、三重県鳥羽市にある神明神社のことだ。海女さんが古くから、「女性の願いをひとつは必ず、叶えてくれる」と参拝することが口コミで知れ渡り、全国区の知名度を得た。

 実は、下川は『ミズノクラシック』で現地ウェイティングをするため、コースで待機。ところが欠場者はいなかった。その帰り道、石神さんへ参拝。翌週にはさっそく、ホールインワンというご利益を受けたという。お礼参りも含めて、またもや参拝したという義理堅さ。そうはいっても、今度はこんな願いを込めたという。『神さま、ホールインワンじゃない。お願いしたのは優勝です。今度こそ、お願いいたします』と。この日、2位タイと上々と滑り出しをみせたのは、「そういえば、ラウンド中もついていました。ラフに入っても、うまい具合にうてるライでしたね」。

 無欲のラストスパート。6バーディー、1ボギーのナイスプレーを披露したのが北田瑠衣だ。ところが、左手小指付け根部分の腱鞘炎に悩まされ、練習がしたくてもできない状態だった。「寒くなったせいもあるのでしょう。先週から痛くなった。ただ、本当に痛くなるとクラブが握れない。だから、きょうの朝、軽く練習だけで、ほとんどぶっつけでした」。すでに、自身の最低目標だった来季のシード権獲得はクリアしているが、今大会で優勝を飾ればLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップの出場が可能となる。「きょうの反省は、ロングホールで1つしかバーディーをとれなかったことです。やっぱりロングホールはすべてチャンスでしょう。でも、あまり欲をかかずに、私はあと3日間、やりきろうという感じで、上を目指したい」。練習したい気持ちをじっとこらえてクラブハウスを後にした。

全 美貞(2位タイ:-5) 今季初優勝に向けて好スタート
「今日は安定していて、チャンスもよく決められたと思います。ピンチもそんなになかったですね。(明日からは)自信を持ってゴルフをしたいと思います」。

金 ナリ(2位タイ:-5) 本大会の歴代優勝者(第29回大会)
「今日はパッティングが本当によく入ってくれました。ここのコースはティーショットが大事になってくると思うのでショットも気をつけます。まだ3日ありますけど、現時点では最後の試合なので優勝して来週も出場したいです」。

大山 志保(6位タイ:-4) 今季3勝目を狙う
「アイアンの調子がいいですね。先週は気合が入り過ぎていたので今週は軽い気持ちでやります。どうしても調子がいいと、結果が伴わないと歯がゆくなるので、今週は軽い気持ちで…。楽しみながらやりたいと思います」。

酒井 美紀(6位タイ:-4) 今季2勝。現在、賞金ランキング6位
「今日はいいショットも悪いショットもあったけど、悪いショットがいい方向に進んでくれたと思います。運もあったのかな。シーズン後半になってきて思うようなショットが打てるようになってきました。先週もトップ10でしたし、今週もトップ10を目指したいです」。

藤本 麻子(6位タイ:-4) 昨年のこの大会は2位
「(ナイスプレー!)ありがとうございます。(調子は?)いい感じが続いていると思います。でも、3打目が課題ですね。入る入らないは別としてプロである以上1ピンには付けないと。それにチャンスに付けないと流れにも乗れないと思いますし、バーディーを狙える位置に付けたいです。今日は結果が良かったからいいですけど、そういうところができないと…」。

福田 真未(6位タイ:-4) リコーカップ出場には上位進出がカギ
「ショットの調子はあまり良くなかったので、よくこのスコアでまとめられたと思います。その辺を修正できればもう少し伸ばせそうな気がします」。

森田 理香子(11位タイ:-3) 今大会のディフェンディングチャンピオン
「(昨年の大会とは)コースは違いますけど、イメージはいいですね。アンラッキーなボギーはありましたけど、そこは仕方ないです。パットが入らなくてもタッチは合っているので、あと3日間良いゴルフができると思います。今できる精一杯のゴルフをやりたいと思います」。

横峯 さくら(11位タイ:-3) 今大会が今季最後の試合
「ショットはまずまずだったのですが、パッティングが打ちきれなかったです。今日は7アンダーを目標にしていました。いつも出遅れてしまうので、高い目標を立てることにしました。作戦としては出遅れていないのでいいのかな」。

アン ソンジュ(18位タイ:-2) 現在、賞金ランキング1位・メルセデスランキング1位
「前半は残念でした。後半はショットも良くなってパットも打ちたいところに自信を持って打てるようになってきました。緊張や不安もあったので、その中では成功かなと思います。今日はスタートで自分のプレーができなかったので、明日からはスタートで自信を持ってプレーしたいと思います」。

イ ボミ(45位タイ:イーブン) 逆転賞金女王に一縷の望みをかける
「今日はショットがまあまあでしたので、スコアもまあまあでした。昨日、寝るときに優勝しないと逆転できないと考えていたので、できるだけ頑張ろうと思いました。それでも、自分が頑張っても相手次第ではどうしようもなくなってしまうのですが…。明日からは気合を入れていきます!」。

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