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2014.11.21

大王製紙エリエールレディスオープン 2日目

大王製紙エリエールレディスオープン第2日は、大混戦
北田が首位へ浮上。1打差で全が猛追

 2014年度LPGAツアー第36戦『大王製紙エリエールレディスオープン』(賞金総額1億円、優勝賞金1800万円)の第2日が11月21日、香川県三豊市のエリエールゴルフクラブ(6,428ヤード/パー72)で行われた。

6バーディー・ノーボギーの66をマークし、通算11アンダーとスコアを伸ばした、北田瑠衣が首位。1打差の通算10アンダーで全美貞(ジョンミジョン・韓国)が続く。通算9アンダーの3位タイには、3度目の賞金女王のタイトルへ王手がかかる、アンソンジュ(韓国)、上田桃子。通算8アンダー、5位タイにはイナリ(韓国)、大山志保、鈴木愛の3人がひしめく大混戦の展開となった。 (天候:晴れ、気温:17.1℃、風速:0.5メートル)

 プロは結果がすべて。自己暗示とばかりに、ビッグマウスを展開しても成績が伴わなければ、何もならない。それなら控えめでいたほうが…。北田瑠衣は、この日も自然体を貫いた。「2日間、すごくいいゴルフができている」とうれしそうに振り返ると、意外な言葉が飛び出す。「まだ、2日目ですけど、ハーフターンでスコアを見たら、私がトップに立っていた。なんだか、ヘンな気分。変なプレッシャーがある。だから、自分にあまり期待しないようにいきます」。

 今シーズンの前半戦。左手小指付け根の腱鞘炎が再発して、思うように練習ができない状態が続く。「原因は疲労。腕の張りからきているので、マッサージを受けたり、自分でマッサージをしたりしながらケアを行っている。いつ痛みが襲ってくるかと思うと正直にいって、怖いです」と明かす。疲れは禁物。そこで、「私も若手とは呼ばれなくなったら」と前置きして、「練習をセーブしている。若い時は長い時間、やっていましたけど、量より質。短時間で、一生懸命に行うことが大事です」。思考を切り替えた。

 そんな状況でも最低目標の賞金シード権取得は、すでに達成。困難に真正面から向き合ってきたのが良かったのか、第2日はニヤッとするような出来事もあった。「久しぶりに9番のロングで2オンに成功しました。やっぱり、気持ちがいい。今週はショットの調子がとても良く、インパクトでボールがフェースへ当たった時に、アツい感じがシャフトを通じて伝わってきます」とも話している。ゴルフは本当に不思議なスポーツだ。

 第1日から36ホール、ノーボギー。全美貞の安定感は抜群だ。「ショットがとても良かった。あと5つは伸ばせたかもしれない。短いパッティングを外してしまったからです」。2012年の賞金女王。今季は、前週まで賞金ランクは25位と予想外の苦戦が続く。不振の原因は5月、『サイバーエージェントレディスゴルフトーナメント』で痛めた右手首じん帯の損傷によるものだ。大会2日目のプレー中、林へ打ち込んだリカバリーショットを行う際、ボールの手前に木の根があることを気が付かなかった。ショットの瞬間、激しい痛みが走り、その日はプレーを続けたが、ホールアウト後に棄権。5位タイの好成績にもかかわらずだった。

 「担当医の話では、じん帯が切れている。手術をしなければ一生そのまま」という重症だ。しかし、全は手術を行う気持ちはない。「いい時に比べれば、5割ぐらいの状態。でも、これで戦っていくしかないです」と苦しい胸の内を明かす。ただし、今週はよほど手応えを感じているのだろう。「最終日、最終組でプレーして勝ちたい」とボルテージが上がった。優勝して最終戦『LPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ』の出場するのが、元女王のプライドの表れだろう。英気を養うために、「おいしいものを食べて頑張ります」とほほ笑んだ。

 これが、メークドラマ。鈴木愛が怒涛の5連続を含む、9バーディーを奪う素晴らしいプレーを展開した。今大会は、高校卒業後に就職した思い出のコースが舞台。「いいスコアが出て当たり前だと思われる。それがいいプレッシャーになったのかもしれません」という。この日の目標は5アンダーだった。しかし、計算通りにいかないのがゴルフの奥深さ。2番で4パットのダブルボギーを叩く。「まだたくさんのホールを残していたから、イメージは悪かった。でも、仕方がないな、とうまく開き直れた。私はパッティングが得意、という自信がある。次は入る、絶対にやってやると気合が入りました」。

 終わってみれば、目標を超える7アンダーをマークしていた。爆発力はすでに証明済み。ツアー初Vを飾った、今季の日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯でも同様のことがあった。「とにかく、地元で優勝したいです」と締めくくっている。自身へ課している「あすのために、日暮れまで練習」は、ピンチをチャンスに変化させた源となった。

アン ソンジュ (3位タイ:-9) 賞金女王確定に向け、大きくジャンプアップ
「久しぶりに自分の好きなゴルフが出来たかなと思います。パットもすごく感じが良かったですし、自信を持って打てていたと思います。明日は天気も良いようですし、攻撃的なゴルフをしたいと思います」。

上田 桃子 (3位タイ:-9) ボギー先行も、上がり3連続バーディーで70をマーク
「今日は2オーバーかもっと行ってもおかしくないショットでした。うまくタイミングが合わなくて1番から3パットしてしまって…。上がりの3つは、今日がオーバーパーになるくらいのゴルフだったので、それで2アンダーにできたのは大きいですね。価値あるラウンドだったと思います。パットは良いのでティーショットをフェアウェイに置いていければ、明日明後日でチャンスはつくれると思います」。

大山 志保 (5位タイ:-8) 今季3勝目を狙う
「前半バタバタしていましたが、後半は良いゴルフが出来ました。52°と58°(のウェッジ)が良くて、それで今週はバーディーが取れています。OKバーディーが多いので、気持ちも楽ですね。マスターズGCレディースが終わったあたりからパットで苦しんでいるので、それがもう少し入ってくれればという感じです」。

吉田 弓美子 (8位タイ:-7) 今季初優勝に向けジャンプアップ
「昨日からショット自体は良かったので、あとはパットが入ってくれるだけでした。今日は特につまずきも無い1日でした。4日間競技なので、あと2日でどれだけ盛り返せるかですね。北田さんが良いゴルフをしていたので、良いリズムに乗って行けましたし、引っ張っていってもらいましたね」。

下川 めぐみ (8位タイ:-7) 上位で予選通過をし、初シード獲得が確定的に
「ショットがすごく良かったです。ただ後半はバーディーチャンスが多かったのに、なかなか入らず、1つでも入ってくれたらよかったのにと思います。シードが多分もう大丈夫かなというので、気楽に出来ているのだと思います。良いゴルフが出来ていますし、優勝したいですね」。

横峯 さくら (8位タイ:-7) 今大会が今季最後の試合
「今日はひどかったですね。ショットが全部左に左に行ってしまって。6番でも左にちょっとドローして、OBにしてしまいました。ただロングホール4つ全てでバーディーを獲れたのが良かったです。ショットはもう少し修正しないとダメですね」。

工藤 遥加 (18位タイ:-5) 逆転シード獲得に向け、5連続バーディーで予選通過
「今日はめっちゃ緊張していました。スタートでバーディーを獲りましたが、8番、10番でボギーにしてしまって、気持ちも沈みましたね。ビクビクしながらのラウンドでしたが、逆にシャフトがしなってくれました(笑)。後半はパットが入ってくれて5連続の途中からショットも良くなってきました。あと2日間、1日1日を大事にして、ビッグスコアというより60台を出していきたいです」。

イ ボミ (27位タイ:-3) 逆転賞金女王に一縷の望みをかける
「まあまあでした。悪くも無いし、良くもないです。賞金女王のことは考えないようにしています。あと2日頑張ります」。

不動 裕理 (71位タイ:+3) 無念の予選落ちで、17年連続保持してきた賞金シード獲得が微妙に
「パットが入っていないのでしょうがないですね。ショットはボチボチでした。(予選落ちで賞金シード獲得が微妙に)まあしょうがないですね。試合数が少なかった分、グリーン周りとかが差が出たのかもしれませんね。(来年について)まだ終わったばかりでわかりませんが、もしやる気になったら試合に出ます。もっと試合に出ます」。

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