1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. 鈴木愛 全幅の信頼=ピンクパターで勝負

2020.6.24

鈴木愛 全幅の信頼=ピンクパターで勝負

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

アース・モンダミンカップ 指定練習日 カメリアヒルズカントリークラブ

 これも女王の風格。鈴木愛にとって、リモート会見登場は3週連続である。「1W、パッティングの調子はすごくいい。仕上がりで気になるところは、アイアンショットです。特にショートゲームは良い時、悪い時と波がある感じがした」と最終調整の感触を言葉にした。

 それ以上に、気になることもある。無観客の4日間。「ギャラリーの皆さんがいらっしゃらないと、さみしい。バーディーをとっても歓声が起こらないと、気持ちが高まるかどうかですね。普段の生活ではマイペースでも、ことゴルフになると気性が荒くなる。いろいろメンタル面のことを考えながら、違うスタイルでプレーしたけど、やっぱり自然のままで行くことにした。今回は、キャディーの清水さんに盛り上げてもらいます」という。

 その一方で、以外な一面が潔癖症だ。以前から除菌シートなどはなくてはならない必携品だった。「去年は予備も含め、1週間で30枚入りを5パックつかっていた。今はだいぶ減って3パックぐらいですね。ただ、その減った分は、とにかく手洗いの回数が増えました」と苦笑しながら明かしている。

 そういわれると、思いつくことがたくさん。昨シーズン、長い練習時間の最中に、何度も手を洗っているシーンをみた。練習場でペットボトルを持参し、それを使用している。繊細な性格を物語るエピソードだ。そんな繊細な一面がパッティングの名手をつくりあげた。今回は、昨年4勝をあげた話題になった、ピンクのレディースモデルを引き続き使用予定。

 「やさしいパターで行きます。他のパターでは練習をしていないから」というのは、ご愛敬だろう。それほど、信頼を置くパートナーだ。2020-21年シーズンへ向け、「今、ワールドランキングは14位。ギリギリで15位以内をキープしている。これからの1年で経験がプラスされ、技術もアップできると思う。東京オリンピックは、ぜひ15位以内で出場したい。今回は高額賞金で大きな試合です。でも、初戦ですから、欲張らずに行きたい」。歴代チャンピオンの今大会は、マイペースを強調した。

(メディア管理部・中山 亜子)

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索