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2020.6.25

5日間の猛特訓 小祝さくら-間に合った

<Photo:Ken Ishii//Getty Images>

アース・モンダミンカップ カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)第1日

 シーズンのスタートは気持ち良く。小祝さくらは5バーディー、1ボギーの68で第1日を終えた。「きょうの目標は3アンダーでしたけど、それよりいいスコアでうれしい。試合が久々すぎて、目標設定は難しい。だから、スコア以外、特に目標は決めていなかった」という。

 いつものように、口調は穏やかだ。しかし、ここまで来ることが大変。この5日間、午前6時から猛特訓を行っていたとは驚きだった。「2週前に千葉へ戻った。それ以前、北海道で調整。その時、自分なりにパッティング練習をしていたら、調子がおかしくなった。グリップを短くもち、フォローを大きく出し過ぎていた。まっすぐストロークができなくなって…。原因は単なる私の勘違いだったけど、かなりヤバい状況でした。ということで、構えからやり直しです」。苦悩の舞台裏を語っている。

 で、早朝特訓が始まったのだ。それだけに、不安を抱えてのラウンドながら、いざ試合となれば、心地よい緊張感に変わった。「前半、チャンスがあったけどいまひとつ決めきれなかった。でも、後半はチャンスで決められた」のは、得意のショットが救ってくれたからだろう。印象に残ったのは、激雨のシーンで披露した2番の第2打。PWで2メートルにつけ、今季初バーディーを奪った。最終18番もピン横3メートルを決めた、明日へつながるバーディーフィニッシュもお見事。

 さて、オフに強化を図ったのは、パッティングやアプローチだけではない。強風に負けない取り組みだ。低い球、左右への打ち分けを習得。「もともと風が苦手。去年は、なかなか強風に対応できなかった。今年はリベンジします。明日の予報は風が強くなるそうですね。これから練習をします」と話した。ちなみに、無観客の印象は、「バーディーをとっても、掛け声がない。ちょっとさびしかったけど、変わらずにできた。母が見ていなかったから、気楽だったのかもしれない」とほほ笑んだ。

(メディア管理部・中山 亜子)

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