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2020.6.27

大山志保-ステイ・ゴールドを誓う

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

アース・モンダミンカップ カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)第3日

 大山志保は通算2アンダー、34位タイで第3日を終えた。プライベートでは今年2月、一般男性との結婚を発表。「名字が変わって初めての試合。ワクワクしていました。第1日が大事だと思い、2アンダーでスタート。支えてくれる人ができた。その人のために気持ちが強くなったと思う。苦しいときも乗り越えられます。(ご主人は)やさしく、明るく、笑いが絶えない」とうれしそうに話した。

 この日は10番から、いわゆる、裏街道スタート。2番からの7ホールで4バーディーを決めている。際立ったのは、7-8メートルのロングパットがさえわたった。ところが終盤、パー5の8番で大ピンチに直面。

 「ティーショットを林の木の根元に。そこから(第2、3打目を林の)奥へ奥へと打ってしまった。だけど、チップインが決まって、ナイスダボ。何か、10打以上も叩いたような気がした」と苦笑する。しかし、常に目前の1打へ集中する気迫は、独身だった昨季以上だったような印象を受けた。「まぁ、いいか」と気持ちを切り替えたが、「キャディーさんに申し訳ない」と反省の弁。思いやりにあふれた気配りの人だ。

 前日、同世代の李知姫が予選通過を決め、生涯獲得賞金12億円突破を確実にした。自身も、生涯獲得賞金10億円突破まで、約7,000万円と迫った。「昨年末、メディアの方から伺いました。節目は越えたい。まだ体力があるし、モチベーションも十分。ゴルフをもっと頑張りたい」と前置きし、「私たちの年代でも頑張れる-ということを、同世代の方たちに見ていただきたい」とエールを送る。若年化が進行するJLPGAツアーだが、ベテランの存在も見逃せない。

 まさに、ステイ・ゴールドである。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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