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2020.7.14

強いボールを猛特訓 小祝さくらが静かに変身

 黄金世代は個性的。17日から開催予定のサマンサタバサ&GMOインターネット ガールズコレクション・レディーストーナメントが新型コロナウイルス感染症のために中止になった。14日、ディフェンディングチャンピオンの小祝さくらがリモート会見を行った。

 「ディフェンディングチャンピオンは初の体験。すごく頑張りたいと思って、私も楽しみにしていました。でも、この状況では仕方がありません。来年こそ、という気持ちでいます」と小祝は語った。

 第1戦から2週間。試合を行って確かな手応えを感じている。「ゴルフというか、プレースタイルが変わったなぁと思います。アース・モンダミンカップでは、強いボールが打てるようになった。オフから風の影響を受けない低いボールを練習してきたけど、自信をもって打てるようになりました」。では、自身が考える強いボールとはいったい、どんなものだろう。

 解説をお願いした。「クラブを、グリップぎりぎりまで短くもつ。ボールは通常より右足寄りに置く。ボールをつぶすイメージでスイングをする。通常の高さから約3分の1程度の高さで飛ばします」という。しかし、もっとも注意するのは、「通常よりランが出る。そういった計算をしっかり行わないといけない。慎重にクラブ選択をしている」と加えた。

 連日、ツアー第2戦のNEC軽井沢72ゴルフトーナメントへ向け調整に余念がない。「ほぼ、毎日が同じルーティンです。朝6時から3時間ぐらいパッティング練習を行い、その後にショートゲームを1時間。朝食をとって、ショットやラウンドです。アプローチやパッティングが、アース・モンダミンカップではミスが多かった。第2戦へ向け、重点を置いているポイントです」。

 今季の目標は、「まず1勝」だ。すべてがここからである。堅実な性格らしく大言壮語はなし。「すぐ、試合があるつもりで調整している。試合の間隔があいても対応できるようにしています」と控えめながら、しっかりした口調だ。ところで、昨年の初優勝時には、「母から、ガッツポーズをするようにいわれた。ウイニングパットの前、ちょっと考えたけど、どうしていいかよくわからない」という舞台裏を明かしたが、「次もしない予定。スタイルを変えない。何年後か…」と思わせぶりのひとことが笑いを誘った。

 ちなみに、黄金世代を「私の世代は個性的」と評し、これからライバルになりそうなプロ1年目の2000、01年生まれを、「みんな、ボールが曲がらないイメージがある。パッティングがとても上手です」と話している。最近、プライベートでは気分転換のために、ホットヨガを始めた。強い体と、強い精神の鍛練のひとつだろうか。2シーズン連続で全試合へ出場中。「試合へ出場していた方が楽です」と、受け答えも個性的だった。

 また、テレビ東京系列6局ネットで18、19日にそれぞれ特別編が、16時から17時15分まで放送される。

(メディア管理部・中山 亜子)

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