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2020.8.15

チャンス到来 後藤未有『重圧から逃げたくない』

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 軽井沢72ゴルフ 北コース(長野県)第2日

 後藤未有(みゆう)が6バーディー、ノーボギーの66をマーク。通算8アンダーで首位タイへ浮上した。初の優勝争いも、「優勝を意識していく。弱気なことは言っていられません。重圧から逃げたくない」と堂々としたものだ。

 この日はパッティングが好調。パー5の2番で、2メートルのスライスラインを読み切って、勢いに乗る。続く3番は、ピン奥4メートルから連続バーディー奪取。思い切りの良さが際立つ。その裏には、痛恨の出来事があった。昨年11月、最終プロテストでわずか1打及ばず涙を飲んだ。

 今季はJLPGA単年登録で出場資格を得たが、「仮登録みたいなものでしょう。まわりの人から、プロと呼んでいいかどうかわからない-という反応をされることもあった」という。仮に今回で初優勝を飾れば、晴れてJLPGA会員へ迎えられる。これはもう、正念場といえるだろう。

 高校3年時、日本女子オープンへ出場。8位でフィニッシュしてローアマを獲得した実績がある。それだけに、昨年の最終プロテストは悔しかった。「あと1打。なんとかなったのでは…。ずっと考えていた」と加えた。

 1打の重みを痛感。心境の変化もあった。従来は50センチの短いパッティングを外すと、大きなショックで、大きく崩れることも。だが、肝が据わった今回は、「いい意味で、うぬぼれることができた。外すわけがない、と強気です」と笑顔で振り返る。初の優勝争い。一戦必勝-強気の発言は、精神面の成長の証だ。プラチナ世代も、層が厚い。

(オフィシャルライター・宮脇 廣久)

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