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2020.10.4

攻めで圧倒 原英莉花が独走V

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 公式競技『日本女子オープンゴルフ選手権』(賞金総額1億1,250万円・優勝賞金2,250万円)大会最終日が10月4日、福岡県宮若市のザ・クラシックゴルフ倶楽部 キング・クイーンコース(6,761ヤード/パー72)で行われ、原英莉花が通算16アンダーで公式競技初優勝を飾った。この日も5バーディー、1ボギーの68と好調をキープ。危なげない内容でJLPGAツアー通算2勝目をあげた。4打差の通算12アンダーの2位は小祝さくら。通算8アンダー、3位タイは上田桃子、仲宗根澄香が入った。
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 黄金世代の同期対決。原英莉花はこれまでにはないスタイルで、圧倒的な強さを披露した。象徴的だったのは12番。2位で追いかける小祝さくらが11番に続き、連続バーディーを決めた。しかし、自身も3メートルのバーディーチャンス。「あのシーンがきょう一番、緊張したかもしれない。しびれた。とにかく大事なパッティングでしたから…」とうれしそうに話す。

 ボールはきれいな回転で、カップヘ吸い込まれる。入れられたら、入れかえす。必死に追い上げる小祝。それでも差はつまらない。そして、パー3の13番では左手前10ヤードから、58度で見事なチップイン。3連続バーディーで、通算16アンダーへスコアを伸ばす。勝負あり-の展開だった。

 3日間連続の1番はバーディースタート。66の猛チャージの前日との違いを、こんなふうに語った。「前半、パッティングのフィーリングがよくなかった。思い通りに体が動いていない。とにかく、ボギーを叩かないように…」と細心の注意をはらってプレー。とはいえ、6番で2メートルのパーセーブに失敗した。ボギーである。「あの時、ゴルフっぽい。きょうもゴルフをしているんだなぁと思った。全身が締まったというか、スイッチが入った気持ちが…。ボギーが来て、楽しい。そんな感覚です」。

 あるがまま-を素直に受け入れることができたのは、気持ちにゆとりが生じたからだ。もちろん、調子の良さが最大の理由だが、迷いがまったくなかったそう。「気持ちがいい。責めることはとても気持ちが良かったです。守るゴルフって楽しくない」。公式競技の大一番で、攻めをテーマにした。

 クラブセッティングでは3Wを入れ、パー5で2オンを狙う。「負けてはいられない。攻めのセッティング」も功を奏した。中学時代からあこがれの大会で、今回で6年連続の出場。「アマチュア時代から勝さん、畑岡さんが大活躍していた。私は実績がなかったし、ただすごいと感じていただけ。でも、練習をずっと積んでいけば必ず追いついていくと思った」と、必死の毎日が続いた。

 ところが、実際にタイトルを手中にすると、「うれしい。本当にうれしいけど、実感がまるでありません」。少しだけ拍子抜けの表情を浮かべている。優勝するために集中し続けたのだから、タイトル制覇の重みはこれからジワリジワリと感じるのかもしれない。指導を受けるジャンボ尾崎からは、「パッティングさえ、よくなればと思っていた。緊張感の中でたいしたもの。女子のゴルフもレベルアップしたものだ」と、メッセージが寄せられた。

 さて、待望の複数年シードも獲得。「海外で戦う。いろいろなことへ挑戦できる。悩む材料ができたことがうれしいです」と、ぜいたくな余韻を楽しんだ。

【原英莉花 記録アラカルト】

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