＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

富士フイルム・スタジオアリス女子オープン　花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース（兵庫県）第2日

　疲労困憊。2週連続優勝を目指す稲見萌寧は、暫定首位で最終日を迎える。「覚悟はしてきたけど、きょうの前半でクタクタ。放心状態になるぐらい大変でした」と本音を明かした。

　28ホールをプレー。疲れてはいるが、ひとたびクラブを握れば集中力が違う。このあたりが、優勝翌日でも休みなくトレーニングと練習を続ける成果。2Rは3バーディーを奪った。ノーボギーのラウンドだ。「スコアを伸ばすというより、とにかくホールアウトしなければなりません。どちらかといえば、はやく－が先でした」と振り返る。

　それだけに、長丁場のこの日を終えて、まずはひと安心だろう。さて、最終日も再び、厳しい戦いが待っている。「今までにない疲労感です。きょうは、とにかく体力を回復させることが一番。あす、プレーをしてみて、いけそうな感じなら狙っていく」。いつものように、強気のコメントは飛び出すことはなかった。

　とはいえ、もうひと頑張り。努力の積み重ねは、試練を乗り越えるパワーへ変わるものだ。優勝すれば、6戦3勝の勝率5割である。

(メディア管理部・鈴木　孝之)