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2021.5.14

プロ初の首位 吉田優利、上昇急

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ほけんの窓口レディース 福岡カンツリー倶楽部 和白コース(福岡県)第1日

 吉田優利は、プロ2年目で初の首位。タイとはいえ、1位でプレーするということは、何物にも代えがたいものだろう。会見へ臨む横顔が輝いていた。「調子が上がってきました。ショット、パッティングのバランスがとてもよかったと思います」と振り返る。7バーディー、1ボギーの66はKKT杯バンテリンレディス以来のベストスコアタイだった。

 それだけに、8番のボギーが悔やまれる。第1打が左へ。このミスが影響して5メートルのパーセーブも決めることができなかった。「ティーショットが打ちづらく、フェアウエイをキープすることが難しい。クラブ選択を考え直します」。残り2日間、同じ轍を踏まないように教訓を得た。

 この日は序盤からチャンスが多く、パッティングが好調。印象に残ったのは4番、右奥6メートルや、最終18番の7メートルのバーディーパットをきれいにカップインさせた。「今週初めの練習で、パッティングにズレが生じていることをコーチから指摘され、ストロークを修正。おかげさまで、またいい感じをとり戻すことができた」という。

 前週は同期の西村優菜が公式競技初制覇。感動のシーンをしっかり目に焼き付けた。「あれだけのセッティングを克服して、優勝することはすごいことです。感動しました。私は、あの大会とコースが大好き。いつかは絶対に勝ちたいトーナメントです。でも、最終日、優勝争いを見ながら考えたことは、もっとゴルフがうまくなりたい-でした」と話した。

 しっかり、足元を見つめ、ひたむきな努力を続ければ必ず、その時がくる。「トップにいることはうれしい。しかし、いいプレーでも反省点がある。それがプロだと思います」と言葉に力を込めた。ここからが正念場。気を引き締めた。

(メディア管理部・中山 亜子)

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