1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. 笠りつ子が首位 強風、強雨も『ピンチはない』

2021.6.4

笠りつ子が首位 強風、強雨も『ピンチはない』

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGA ツアー2020-21シーズン第28戦『ヨネックスレディスゴルフトーナメント』(賞金総額7,000万円・優勝賞金1,260万円)が6月4日、新潟県長岡市・ヨネックスカントリークラブ(6,435ヤード/パー72)で開幕した。第1日、6アンダーで首位に立ったのは笠りつ子。4アンダーの2位タイには、7番でホールインワンを決めた山城奈々、地元新潟出身の高橋彩華、山路晶、三ヶ島かなが続いている。
(天候:くもり 気温: 25.4℃ 風速:1.4m/s)
《グリーン=スティンプ:10 2/3フィート コンパクション:23.5mm》

 プレーを見ているだけで、躍動の2文字が浮かんだ。雨と風が強い。それでも笠りつ子は楽しそうだった。スイングなども心なしか大きく、ダイナミックに映る。間違いなく好調だ。

 「すごくショットの感じがいい。特に後半は天気が荒れてきたけど、ボールのズレがなかった。力を入れずに、体幹でスイングができたと思います。ピンチはなかった」。6バーディーを奪った。いずれも、素晴らしい内容だったが、思わず身を乗り出してしまったのは、17番だろう。残り120ヤードの第2打をPWで抑え気味に。ピンから8メートルのロングパットを、きっちりとカップインさせた。集中力の賜物でもある。

 「天気は悪かったけど、コースコンディションが素晴らしい。グリーンがとてもきれいです。気持ち良くプレーができました。本当にありがたいと感謝します」と、しみじみと語っている。今年は開幕から予選落ちが1度もない。このあたりの安定感は円熟したテクニックと、日々のトレーニングを怠らないからだ。

 とはいえ、16年の複数回優勝から5年が過ぎ去ろうとしている。「誰だって、勝ちたい。だけど、その気持ちを抑えることも必要。ベストをつくすことができればいい」と控えめだ。一方で、4月から上昇へ転じているのは、成績にも表れている。地元・熊本のKKT杯から3度のトップ10。また、ワールドレディスサロンパスカップでは第1日、首位発進だった。

 「コースでは、私の心とも戦っている」と、ポツリとひとこと。また、「きょうのノーボギーのラウンドはうれしかった」と表情が輝く。実力者復活の足音が聞こえる。

(メディア管理部・中山 亜子)

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索