2021.6.18
ディスカバー・ジャパンの決意 河本『今、必死』
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
ニチレイレディス 袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース(千葉県)第1日
米ツアー撤退から、もうすぐ1カ月。JLPGAツアーへ復帰した河本結が「今は、必死です」と懸命なプレーを続けている。第1日は5バーディー、2ボギーの内容。3アンダー、5位タイとようやく本来の切れが戻りつつある。
「1ヤードにこだわりたい。帰国して、誓ったのは9I以下の精度です。以前は毎ホール、ピンデッドばかり。でも、それだけでは戦えません。チャンスをより多くつくるためには、やはりショートゲームの精度を上げることでしょう。USLPGAツアーで学んだことです」という。
参考までに、クラブ別の飛距離はキャリーで9I=127ヤード、PW=115ヤード、48度=103ヤード、52度=90ヤード、58度=65ヤード。ちなみに、1Wが250ヤードだとか。この日、際立ったのは、パー5の58度だった。7番、残り40ヤードの第3打を30センチへ。10番では残り60ヤードを1メートルと、抜群のショートゲームを披露した。
一方で、最終18番では2オンに成功。イーグルこそならなかったものの、楽々とバーディーフィニッシュを決めている。状況に応じたマネジメントでスコアをまとめた。
「帰国してから毎試合、少しずつ順位が上がっている。気持ちのコントロールなどが、うまくできてきたからでしょう。今大会はショットメーカーが有利。私の好きなコースのひとつです。相性もいいと思う」と手応えを言葉に。続けて、「やはり、日本はいいです。ごはんがおいしいです。特にお米かなぁ。もう、後悔しないと決めた。(米ツアーへ)戻ろうとは思わない。貫きます」。改めて不動の心中を語った。
また、「(米ツアー転戦で)7キロも体重が減った。帰国してから2キロは戻したけど、もうちょっと増量しないといけません」と、苦悩も明かしている。だからこそ、ディスカバー・ジャパン。リボンの騎士はよみがえった。
(メディア管理部・中山 亜子)
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