1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. マリオより早く-小祝さくらは24日から大勝負

2021.6.23

マリオより早く-小祝さくらは24日から大勝負

アース・モンダミンカップ カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)

 シーズンの全試合出場-を公言している小祝さくらにとって、開幕前日までのルーティンは変化がない。今大会、少し違うことがあるなら、「高額賞金の試合。みんな気合を入れてきたようです。私も、上位に入れるように…」と、表情が引き締まっていることか。

 JLPGAツアー史上最高額の賞金総額3億円。優勝の5,400万円を獲得すれば、シーズンでトータル2億円が目前だ。同時に賞金女王争いなど、タイトルレースを有利に進めることができる。もうひとつ、異例のロングシーズン。男女を通じ、空前絶後の獲得賞金3億円突破も夢ではなくなる。

 というわけで、モチベーションを上げる材料がたくさん揃った。では、コースの感想といえば、「距離が長い6番で、しっかりパーセーブ。パー5でバーディーをとって、波に乗りたい。また、16番が改造されました。まるで別のホールのようにガラリと雰囲気が変わっている。そして、グリーンが固く感じた。パッティングのタッチをより気をつけないといけない」と、噛んで含むように話している。

 その対応策として、パターのグリップを変更。「前週、ショートパットで違和感があり、自信がなく打ち切れなかった。5メートルと距離はあったけど、上りのチャンスをはずして、どうにもしっくりこない。気分転換も兼ね、少しグリップを細めのものに替えた」という。おかげで、「タッチが合う。まっすぐ打ち出すことが難しくない。迷ったけど、替えてみた」と、感性を最優先したことを明かした。

 コース外では自身初、家庭用ゲームソフトのテレビCMへ出演中。「いろいろな人から、見たよと言われて恥ずかしい」と顔を赤らめたものの、ゴルフファン以外にも知名度が拡大中だ。また、駅などには特大のポスターも目立つ。存在は全国区となり、25日からゲームソフトが販売予定。ゴルフというゲームを、リアルとバーチャルで同時に盛り上げなくてはならない。

 昨年、コロナ禍で今大会からスタートした2020-21シーズンのJLPGAツアー。「あれから、もう一年が経つ。あっという間でした。ちょっと振り返ると、充実しているけど、試合ではなぜか長く感じる。こういうところが、不思議ですね」と語っている。30試合を消化し、賞金ランキング1位は3月のTポイント×ENEOSから14試合継続中。「いいスタートを切りたい」とマリオより1日早い、スーパーさくらの言葉が弾んだ。

(メディア管理部・中山 亜子)

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索