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2021.7.17

稲見萌寧 復調示した4番・第2打

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ イーグルポイントゴルフクラブ(茨城県)第2日

 東京オリンピック開幕のカウントダウンがスタートした。日本代表・稲見萌寧は前4戦でプチ・スランプ状態の脱出宣言。5位タイで、最終日の優勝争いに加わった。

 「きのうよりも、ショットの調子が良かった。でも、惜しいパッティングが結構あって…」とまず、反省を口にする。自他ともに認めるショットメーカー。不振の要因は、ショットの精度にあった。ということで、「今回の課題は絶対、左へボールが行かないようにする」を徹底。

 スタッツをみても、上昇がわかる。好不調のバロメーターがパーオン数だろう。第1日が17/18。この日は16/18だった。とりわけ、ギャラリーがすごさを見せつけられたのが4番。残り111ヤードの第2打をPWで、ピン右30センチにつけ、楽々とバーディーを奪った。

 「あのショット、すごく良かったと思う。ベストショットでOKバーディー」と笑顔をのぞかせる。その上で、「きょう、スタートホールへ向かう途中で、ギャラリーの皆さんからオリンピック頑張ってね、と声をかけていただきました」とも。こういうエールが選手のパワーに変わる。やはりギャラリーの存在は大きい。

 となれば、今大会はきっちりと結果を残すことが必要だ。「結果よりも課題をやり切ることでしょう。少しでもスコアを伸ばすことができたらいいと思います」と控えめに話す。最終日も猛暑のラウンドとなることは間違いなし。「暑さはみんなが同じ条件。体力維持のためには、水分摂取は当然だけど、食事をしっかりとることが大事」といい、夏場の好物を「冷麺が好きです。お酢を入れ、食べやすくする。心がすっきりし、心まで洗われるような食べ物です」と添えた。

 表情がこの日、少しだけ柔和になったのは、すべてが上向いてきた証明だろう。

                           (メディア管理部・鈴木 孝之)

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