1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. JLPGAアワード開催 稲見萌寧が4冠

2021.12.21

JLPGAアワード開催 稲見萌寧が4冠

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアーのスーパーファイナル『JLPGAアワード2020-2021』が12月21日、都内のホテルで開催された。JLPGA Mercedes-Benz Player of the Yearに輝いたのは、古江彩佳。残念ながら新型コロナウイルス感染症、オミクロン株の影響で米国から帰国後、自主隔離中で欠席したが、「笑顔と感謝をこれからも届けたい」とビデオレターで喜びを語った。式典では賞金ランキング第1位など、4冠を達成した稲見萌寧が飛び切りの笑顔を披露。また、各賞の受賞者、シーズンの優勝者が一堂に会し、シーズンを締めくくった。

 出席した選手で最多のアワード4冠を達成した稲見萌寧は、「この華やかな式へ出席したかった。本当に良かったです。21年は素晴らしい経験をたくさん、たくさんできた」と充実のシーズンを語っている。

 そして、何よりも記憶に残っていることを「やはり、東京オリンピックです。一生に一度の経験になるかもわからない、素晴らしい思い出だった」。しみじみと話した。この日はシックなドレスをチョイス。新人賞を獲得した前回は、振り袖を選んだが、「何着も、試着をしました。ポイントは、いつもと違う雰囲気が出せれば…。私は柄物などを着ません。きょうは、とても新鮮な感じがしています」という。

 コロナ禍で2年を統合し、異例とも史上最長のシーズンでツアー9勝をあげた。当然ながら、文句なしでツアーの顔へ。人生が変わったか-の問いには、「あまり、(人生が)変わった感覚はありません。確かに21年は、すごい1年間だったと思います」と、言葉を選びながら振り返る。

 ただし、ぶれない姿勢は変わらない。「ちょっと、数時間、遊びに行けたらいいですね」といい、オフもこれまで通りのスタイルである。「練習とトレーニングを毎日、こなしている。きょうも、アワードが終わったらボールを打つ。トレーニングも」と、当たり前のように頷いた。

 もちろん、22年へ向けてである。「今年以上の成績をあげることは、ちょっと難しいかもしれない。100ヤード以内の精度をもっと高めたい。来年は、1勝を目指す。その目標を達成できたら、次を決めます」。実に現実的だ。ちなみに、初詣の願い事は、「複数回優勝できますように」と漏らした。

 とても控えめだが、それほど優勝することは忍耐と努力の積み重ねであることを示している。休みなくクラブを握り、1年間を乗り切る体力を養うために日々、鍛練だ。勝つために、負けないために-。

JLPGAアワード特設ページはこちら→

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索