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2021.7.21

渋野日向子 福島から無言のエールで上昇急

<Photo:Yoshimasa Nakano/Getty Images>

 JLPGA ツアー2020-21シーズン第35戦『大東建託・いい部屋ネットレディス』(賞金総額1億2000万円・優勝賞金2,160万円)が7月22日、北海道札幌市・滝のカントリークラブ(6,578ヤード/パー72)で開幕する。21日はプロアマ大会、公式会見が行われた。

 サバサバ、キビキビ。そして底抜けに明るい。渋野日向子が本来の姿を取り戻した。「言いわけができないぐらい体調がいい。これが、結果につながるとうれしい」と言葉が弾む。前週はよもやの予選落ちを喫し、「出直し」と肩をガックリと落としたものの、福島からの無言のエールが心に響く。

 この日、他の競技に先駆け、ソフトボール日本代表が東京オリンピックの初戦を行い、オーストラリアにコールド勝ちを収めた。しかも、エース・上野が快投を演じている。身も心も上野を尊敬しているだけに、「私のゴルフ以上に気になった」という。そして、「北京以来、13年たっても日本のエース。また、(雄姿を)拝見できるとは思ってもいなかった。勇気づけられます。頑張らないといけません」。称賛の言葉が次から次へと飛び出す。

 「競技は違っても、上野さんのようになりたい」といい、あすが39歳の誕生日-という質問に、「私がいっていいのかなぁ。おめでとうございます、といっていいのでしょうか。ずっとずっと、背中を追っていきたいと思います」。居ずまいをただし、神妙に答えている。

 昨日、北海道入りするまでパッティングの修正に終始。前日も、試合を想定しながら、「とても難しいことだけど、向いた方向へタッチを合わせることを中心に行った」と説明した。手応えがあるから表情が違う。上野の活躍で自身が明るくなったように、アスリートはプレーで見る人を元気にする使命がある。ましてや、「見ていて、おもしろいとおもってくださるようなプロゴルファーになる」と、宣言したばかりだ。きっと、スーパープレーはもちろん、久々のシンデレラスマイルが飛び出すだろう。

 第1日のスタートは午前8時20分。ちなみに、ソフトボール日本代表のメキシコ戦が同日正午から予定されている。「スタートがはやいから、帰ってテレビ観戦したいです」。やはり、スポーツはいい。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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