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2021.10.28

古江彩佳 泰然自若で3週連続Vへ

 JLPGA ツアー2020-21シーズン第48戦『樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント』(賞金総額8000万円、優勝賞金1440万円)が10月29日、埼玉県飯能市・武蔵丘ゴルフコース(6,650ヤード/パー72)で開幕する。28日は指定練習日、公式会見が行われた。

 ひと目で好調が見て取れた。古江彩佳は、JLPGAツアー3人目の3週連続優勝を目指す。振り返ってみれば今大会、18年のプロ転向後、デビュー戦だった。「認定書をいただきました。よく覚えています。ただ、コースは難しい。その印象が強烈に残っている」という。

 その上で、2週連続優勝を振り返った。「普段は、あまり自分のプレーを見ません」と前置きし、「今回は、自宅でVTRを見た。客観的に見ながら、よく耐えている。的確にいうと、ショットの精度が良かったからだと思う」。淡々と語った。

 喜怒哀楽を表すことがない。常に淡々と自身の気持ちを言い表す。そして、現在を、「気分がいい」と言い表した。笑みが絶えない。「(3週連続優勝は)頭に入っている。でも、意識をしないで、今大会だけに集中したい。目標の予選通過をクリアしたら、そこから上位を狙う」。

 前年も同様のパターンがあった。しかし、偉業達成がかかった、JLPGAツアーチャンピオンシップは、「1日だけ(スコアが)崩れてしまった。今回は一日、一日を大事にしたい。うまくコースと向き合って、楽しくプレーをしたい」と気負いはない。それだけに、持ち前の集中力を持続することがものをいうのだ。

 「前週のマスターズは、速くてカタいグリーンを攻略できた。速カタはあまり得意ではない。だから、調子に乗りすぎないように…」。うふふ-とほほ笑んだ。今回は、賞金ランキング首位の稲見萌寧が欠場。2位へ浮上しただけに、タイトルの行方も左右する大事な一戦なのだ。

 秋晴れの天気をそのまま映したような、そんな心持ちだろう。

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