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2021.12.9

首痛のアクシデントでヒヤリ それでも佐久間は首位発進

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

JLPGA新人戦 加賀電子カップ グレートアイランド倶楽部(千葉県)第1日

 好事魔多し-でも、佐久間朱莉が首位スタート。6月の最終プロテストでトップ合格を果たし、前週のQTファイナルで14位と健闘した。

 22年、JLPGAツアー前半戦の出場権を獲得。勢いに乗って、今年の最終戦へ臨んだが、よもやのアクシデントに見舞われる。「きのう、目覚めたら首が痛い。寝違えてしまった。いきなりです。でも、ガマンをすればプレーができないことはない」。練習は軽めに行い、針治療へ出かけた。

 この日も万全とは言い難い。それでも、「スイングでクラブをトップへ上げるときは違和感がある。でも、きのうよりはだいぶいい」と打ち明ける。もちろん、コースではそんな素振りはまったくわからない。前半、印象に残ったのはパー5の5番。残り210ヤードの第2打、3Wで2オンを狙った。惜しくもグリーン左奥へ外したが、楽々とバーディー奪取。

 後半は、気候が暖かくなって、よりスイングがスムーズになった。3バーディーを上積みし、トップへ並んだ。好調の要因は、パッティング。「10番、3メートル。13番が4メートルで、15番が5メートルでした。良かったです」と振り返る。

 ただし、万全とはいえないだけに、最終日へ向けては、「あがりの3ホールは、池が絡むだけに難しい。スコアを大きく崩さないように心がけたい」と前置きし、「あすは、風が穏やかになる予報。きっとスコアが伸びますね。私は、ついていくだけ」。控えめながらも、手応えは十分な様子だ。落ち着き払ったたたずまい。やはり、大物だった。

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