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2021.12.10

キャラ立ち桑木志帆 生涯一度のチャンスでV

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

 『JLPGA新人戦 加賀電子カップ』(賞金総額1,000万円、優勝賞金180万円)大会最終日が12月10日、千葉県長南町・グレートアイランド倶楽部(6,625ヤード/パー72)で行われ、桑木志帆が大激戦を制した。勝負は通算4アンダーで並んだ内田ことこ、とのプレーオフへ。PO1ホール目で桑木が競り勝った。3位は通算2アンダーの山田彩歩が入り、首位タイスタートの佐久間朱莉は通算イーブンパー、5位タイ。
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《グリーン=スティンプ:11 1/3フィート コンパクション:22.5mm》

 最終日、上位が目まぐるしく入れ替わる。勝負は18番を使用するプレーオフへ。第2打で内田ことこが池へ打ち込むトラブルがあっただけに、アドバンテージを握った。当然のように、グリーンの中央を狙ってパーオン。13メートルのバーディートライは失敗に終わった。

 「それほど、プレッシャーを感じていたわけではない。でも、しっかりとストロークができない。そこが、私の弱いところなんです」と反省の弁。結局、3パットのボギーだったが、うれしい、うれしいプロ初優勝である。

 「ひとことでいえば、うれしい」と屈託のない笑顔で話した。とはいえ、「やっぱり、3パットで優勝-はちょっとはずかしい」とも。

 一方、クローズアップされたのは最後まで絶対にあきらめない、プロ根性である。序盤から、積極果敢に攻めた。4番で、7メートルのバーディーを沈めるなど、パッティングのうまさを随所に披露。

 そして、後半に入る。首位に立った。ところが、パー3の17番で落とし穴が…。珍しく、弱気になったという。第1打が右へ。しかも、ライが悪い。「頭の中は、ヤバいばかりでした。本当にずっとヤバい」。よもやの、3パットでダブルボギーを叩く。首位を明け渡した。

 しかし、切り替えがはやいのも特技のひとつ。「終わったことは仕方がありません。最後は、なんとしてもバーディーで締めくくる。上位がどうなっているか全くわからなかった。とにかく、悔いを残さずに今年の最終戦を締めくくりたい」と臨んだ。残り155ヤードの第2打ちを7Iでナイスショット。ピン左下3メートルにつけ、きっちりとバーディーを決めた。お見事。

 プレーオフ決着になったことを知ったのは、アテストへ移動する途中だそう。「アマチュアの時、3回か4回かなぁ。プレーオフの経験がある。最初は負けたけど、そのあとは勝っている。ましてや、いつも練習ラウンドを行っている(内田)ことこさんが相手だから、良かったと感じました」。

 勝負は時の運だ。ボギーで優勝とはいうものの、これも勝負強さだろう。「ステップ・アップ・ツアーでは表彰式へ参加したことがあります。でも、参加しただけ。私が優勝者の立場になって、本当に優勝者はたいへんだなぁと思った。でも、すごくうれしくて、いい経験。これから、たくさん優勝すれば、もっとスピーチがきっと、いい感じにできるんじゃないか。そう思っています」。

 2022年はJLPGAツアー、前半戦出場の権利をQTファイナルステージでつかんでいる。その大事な試合の決勝ラウンドで、パターを2本入れる-という前代未聞のセッティングが話題になった。これぞ、キャラが立つ。「夢のJLPGAツアーへ出場できます。前半戦で1勝したい」。03年生まれ、現会員で最年少。ウェアに施されたスマイルマークのワッペンも、印象的だった。

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