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2022.1.14

93期生・2022年の挑戦 内田ことこ

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

 561人が受験して、22人が合格。JLPGA最終プロテストは日本一の最難関資格試験のひとつだろう。2021年はコロナ禍で2度のテストが行われた。6月、合格した93期生まれは25.5倍の競争を突破してライセンスを手中に。22年、飛躍を胸に2年目のシーズンをスタートする。

 うちだ ことこ=2002年10月4日、北海道南幌町出身

 22年1月現在、JLPGA会員は1224人。同姓同名が2組いる。そこで、登録名を本名の琴子ではなく、『ことこ』。ひらがな表記へ変更したのが、最初の大仕事だった。

 「まさか、まさかです。今まで、私と同じ名前だった人に会ったことがない。知らなかった。琴子って、すごく珍しい名前だ、といわれていたから…」という。そして、「そういえば、JLPGAの小学生トーナメントの時でした。私、小2から出場させていただいていますけど、その時にスタッフの方から漢字まで同じ人がいる-といわれたことがある」と加えた。

 海外の場合、名前の後に数字などをつけて区別することもあるが、ひらがなを選択したのは、「ことこ-は響きがいいと思います。それを大切にしたい」。

 6月、最終プロテストで一発合格を果たした。才能もさることながら、勝負強さを兼ね備えている。「元々、プロになるつもりでゴルフに打ち込んできた。ただ、テストがすごく難しいと知ったのは、中2ぐらいのこと。最初は、誰でもなれるんだろうなぁって、軽い気持ちだったのに詳細を知って、本当にびっくりした」そうだ。

 ましてや、コロナ禍でしかも、北海道は冬場にコースは使用できない。受験前の2月、栃木県足利市へ。大きなサポートを得た。「東松苑さんへお世話になりました。それも、研修生ではなく、練習生でもない。午前中、仕事を手伝い、午後からは自由に練習できるという条件です。コースのコテージも快適。そのおかげで合格できたと思います」と感謝の言葉を何度も。

 2度のQTも激戦だった。「両方とも、ぎりぎりの状況から残ることができた。パッティングの調子がいまひとつだったから。ファーストステージ最終日、16番でダブルボギーを叩いて、イーブンに戻った。残りの2ホールでひとつはバーディーが必要。18番、バーディーフィニッシュで、ファイナルへ進んだ。もし、パーだったらカウントバックで落選…」。

 さらに、FRである。「パッティングの調子が少し良くなっていた。第2日の強風でスコアを落としてしまったけど、冷静にプレーができたと思います。だけど、試合でこれほど苦しかったことはない。いい経験です」と振り返った。

 今季のQTランキングは26位。JLPGAツアー前半戦の出場権を確保した。誕生した02年といえば、サッカーの日韓ワールドカップが開催され、日本中が熱狂。もちろん、本人は知らないだろうけど、「ベッカムさんのイングランドが、札幌ドームでアルゼンチンとすごい試合をしたらしいですね」と話していた。

 傍から見ていると、勝負強さが際立つ。ことこの表記も、目を引く。そして、ファンがすぐに記憶する親しみやすさがある。

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