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2022.1.24

93期生・2022年の挑戦 上野菜々子

<Photo:Ken Ishii/Getty Images>

 561人が受験して、22人が合格。JLPGA最終プロテストは日本一の最難関資格試験のひとつだろう。2021年はコロナ禍で2度のテストが行われた。6月、合格した93期生は25.5倍の競争を突破してライセンスを手中に。22年、飛躍を胸に2年目のシーズンをスタートする。

 うえの ななこ=2000年7月20日、大阪府枚方市出身

 立ち姿が目に見えて美しくなった。やはり鍛錬は如実に結果として表れる。「コロナ過でジムというわけにはいかない。自宅で可能なトレーニングをトレーナーさんに考えてもらいました。主に体幹。スイングで軸がぶれないように腹筋、両脚の内転筋を鍛えることを中心に行っている」という。

 失敗から学んだ。ちょっと大きな代償だった。1度目のプロテスト受験で落選。悔やむよりも、分析を行った。何がいけなかったのだろう。とにかく、できることを一生懸命、やったのに…。脳裏へ浮かんだのは、出たとこ勝負のスタイルである。

 若さは最大の武器。ところが、肝心のところへきっちりと照準を合わせる計画性がなかったことに気がつく。ましてや、新型コロナウイルス感染症で多くの制限がかかる。2度目のプロテストへのトライでは、きっちりと逆算してすべてを計画的に組み立てた。

 「やるべきことを行った。テストは厳しかったけど、楽しみながらプレーすることができたと思います。普段から、きっちりと準備を怠らなければ、あわてずに済む。本当にいろいろと勉強することが多い」。しみじみと語っている。

 昨年、QTファイナルステージを30位で終えた。今季はJLPGAツアーで勝負である。注目されたのはアマチュア時の19年。全米女子オープン最終予選会へ出場した。並みいるプロの強豪を抑えて、4枠の出場権へ滑り込む。そして、大会では、またしても幸運が。イ・ジョンウン6とプレーするチャンスに恵まれた。「9ホール、ご一緒させていただいた。はるか前へボールを運ぶ。プレースタイルが堂々としていた。世界のトッププロは規格外です」と驚嘆したそうだ。

 加えて、「大会で優勝したのはイさんでした。ショットの精度、パッティングなど全くスキがない。ものすごい経験、いいものを目に焼き付けてきました」と振り返る。プレースタイルは違うものの、自身の特性を、「アイアンのフルショット、コントロールショットには自信がある」と話す。

 一方で、「3-7メートルのバーディーチャンスをつくっても、トップと比較すればカップインする確率が低い」とも。パッティング精度の向上へ取り組んでいる。とまぁ、行うことはたくさんあるものの、現状ではスイングをしっかりつくっていることに主眼を置く。「顔がぶれないようにフルスイング。重量がある1Wを振って、動画をとりながら理想を目指している。2月中旬ぐらいまではスイング固め。その後、残り2週間で100%にしながら、ラウンドです」と態勢を整える。

 ところで、よほど調整がうまくいっているのか、こんなエピソードを加えた。「しっかりトレーニングを続けてきたら、冬場でも体があたたまるのがはやい。クラブを振ると、最初から考えた通りのショットができます」。日々精進することは、日々吉日につながる。

(メディア管理部・鈴木 孝之)

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