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2022.3.11

鮮やかな単独首位 西木裕紀子-大人の嗜みで勝負

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 JLPGAツアー2022シーズン第2戦『明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が3月11日、高知県・土佐カントリークラブ(6,228Yards/Par72)で開幕。絶好のコンディションに恵まれ、好スコアが続出し、1打を争う大混戦になった。首位は7アンダーで西木裕紀子。1打差の6アンダー、2位に笠りつ子がつけた。5アンダー、3位タイは永井花奈、若林舞衣子、植竹希望。大会連覇を狙う稲見萌寧はイーブンパー、50位タイからの浮上を目指す。
(天候:曇り時々晴れ 気温:16.3℃ 風速:2.4m/s)
《グリーン=スティンプ:11 1/4フィート コンパクション:24.5mm》

 西木裕紀子は、初の単独首位発進。7バーディー、ノーボギーで自己ベストの65をマークした。ただし、30歳の節目を迎え、心は淑女の如し。「経験でいうと、気負い過ぎはよくない。流れがいい方向に向かないから、淡々とプレーする」と、静かに自身を戒めている。

 目を見張るような、ロケットスタート。パー5の10番で約8メートルの難しいスライスラインを読み切った。鮮やかなバーディーを決める。「嫌らしい距離で、しかも嫌らしいライン。スタートホールがすべてだと思います。おかげで、その後も自信をもってラインを読むことができたから」と振り勝った。

 続く11番も1.5メートル、12番は6メートルのロングパットを決め、3連続バーディーである。ただし、良いことばかりがあるわけはない。ガマンにつぐ、ガマンを重ねながら、チャンスはきっちりとものにする。最終9番、第2打を9Iで2メートルに寄せ、バーディーフィニッシュ。グイッと、抜け出した。

 スコアボードの最上位に名前がある。「信じられない」といいなから、笑みがこぼれる。ただし、「まだ第1日。あまり(順位を)意識しないようにしたい」と表情が引き締まった。これまで、ステップ・アップ・ツアー2勝の実績はあるものの、JLPGAツアー未勝利。特に前週、4位タイスタートしたが、尻つぼみの成績だったことから、今回は気負いを一掃してプレーする。「決勝ラウンドの2日間、パッティングのタッチが合わなくなった。今回は、2年前に使っていたパターで気分転換です」と勝負勘もさえた。

 続けて、「若手がどんどん出てきている。でも、私はマイペースでコツコツとやっていく-を今年の目標にしました。ただひとつだけ、リランキングだけは意識します」。QTランキング18位から、フルシーズン参戦で結果を残すためだ。

 出身校は、話題の岡山・作陽高。渋野日向子、昨年男子ツアーでデビューした、久恒涼など輩出。昨年11月のJLPGA最終プロテストでは、トップ合格の尾関彩美悠をはじめ4人が合格している。「誇らしいことはもちろん、うれしいです。でも、私は私ですからね」。落ち着いたモノトーンの装いが似合うお年頃になっている。良い年を重ねてきた。この日のプレーを見ればわかる。

(オフィシャルライター・宮脇 廣久)

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