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2022.3.18

94期生連載・2022年の挑戦 天本ハルカ

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 鹿児島高牧カントリークラブ(鹿児島県)第1日

 コロナ禍の難しい調整を克服。2021年11月、最終プロテストに合格した。狭き門を潜り抜けたエリートとはいえ、プロとして本格的なシーズンを迎える22年は、さらなる困難が待ち受ける。ただし、努力を重ねれば喜びも大きい。94期生、可能性は無限大である。大いなる志を胸に、ルーキーの挑戦がスタート。Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント第1日、10ホールを終了し暫定首位に立った。

 あまもと はるか=1998年7月23日生まれ 福岡県出身

 各大会で、出場選手の成績が並ぶ。その中で、決まって目が留まるのは文字が目を引くからだ。漢字と考えられるカタカナの組み合わせが目に飛び込んでくる。プロは実力がすべてといわれるが、注目を集めることも大切だ。

 ルーキーイヤーがスタートした。QTランキング32位。前半戦は、ほぼフル出場できる。ただ、社会人として、コース外のさまざまな作業にも奔走中。「実は、各トーナメントのエントリー、繰り上げ出場の方法など、どうやって確認したらいいのかわからなかった。仕方がなく、JLPGAへ電話でたずねて、選手用サイトの利用法などをうかがったのです。まるで、ピカピカの小学1年生みたい。新鮮な気持ちになれますけどね」と、苦笑しながら話している。

 また、JLPGA入会時、遥香を→ハルカで登録している。「見た目に、インパクトがあるでしょう。たくさんの方に、わたしの名前を覚えてほしい」といい、「ゴルフをはじめた頃、宮里藍さんが大好きだった。でも、藍という漢字が難しい。当時、小学生だった私には書くことができない。そんな経験から親しみやすいカタカナにしました」と続ける。ちなみに、姓も珍しい。「親戚以外は、お会いしたことがない」。会員唯一の天本さんである。

 今オフは、「JLPGAツアーへ出場できるなら、シード権獲得が目標。もし、出場できなければ、ステップ・アップ・ツアーで勝ち続ける-ために、総合力アップにつとめた」そうだ。最終プロテスト合格以前、ツアー経験は18年ステップのラシンク・ニンジニア/RKBレディース24位タイが1試合のみ。今季は、開幕戦から出場してここまで2戦で予選落ちはない。

 派手なタイプではないものの、しぶとさが身上だ。「クラブを握って、最初の1年は練習場のみ。それから、コースへ出ました。試合出場まで結構、時間があり、最初は9ホールの腕試し競技。そこで3位になって銅メダルをいただいて、うれしかったなぁ」と、遠くを見るような目つきになった。

 「競技へ出場して、プロを目指す意思を母へ伝えると、小学6年までに全国規模の大会で優勝できなければやめなさい、とクギをさされて…。クリアできたのは小学生最後の試合です。中学進学後も同様で、これまた最後の中3の時に滑り込みで優勝。同い年には勝みなみさんなど、すごく強い人ばかり。負けたくない。その一心で頑張った。最終プロテスト合格は、すごくうれしかったけど、いよいよこれから-。来るべき時がやってきた、と気合を入れ直しました」と振り返る。

 経歴で目を引くのは台湾ツアーへの出場だろう。「20年は台湾でQTへ挑戦し、フルシードを獲得できた。でも新型コロナウイルス感染症の影響で、出場できたのは1試合。コロナで入国制限などがあり、残念でしたけど。母と2人で言葉もわからない台湾だったけど、楽しかったなぁ。おしゃべりはできなくても、ゴルフは世界共通ですからね」。

 98年生まれ。タレントの宝庫、黄金世代である。ただし、エリートではない。ぎりぎりの状況から這い上がってきた底力が売り物だ。話はまったく変わるものの最近、YOASOBIの『ハルカ』をよく耳にする。遅れてきたルーキーへ、エールとも感じる素晴らしいメロディーです。

(メディア管理部・中山 亜子)

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