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2022.4.14

黄金の桃子が目指す-プロ3度目の挑戦

KKT杯バンテリンレディスオープン 熊本空港カントリークラブ(熊本県)

 春のトレンド、今年は桃子。前週に続き、今大会も3人の桃子が競演する。上田同様、熊本出身で今大会にかけているのが大里だ。「去年、はじめて予選をクリアした。でも、残念ながら無観客。今年は皆さんに見てもらえます」と言葉が弾む。さらに、熊本地震から6年が経ったこの日、「私のプレーで元気を届けたい」とも。

 黄金世代である。勝みなみが14年の今大会でアマチュア優勝を果たし、同い年の選手がかつてない、ムーブメントを巻き起こした。その一翼を担っている。「勝さんが優勝した大会は、高校生ボランティアで速報本部にいました。一緒に九州で戦ってきた仲間です。本当にすごい」と振り返り、「プロでは今回が3回目の出場。最初はショットがアマチュアのようでした。今は当時よりもプレーが安定し、技のレパートリーが増えている。それから、コースマネジメントもだいぶ、習得できたかなぁと思います」と進化の度合いを照れくさそうに語った。

 前週は今季初のV争い。偶然にも、3人の桃子がひしめいたことで大いに華を添えている。「最終日、パッティングがいまひとつでした。ちょっと残念です。調子がすごくいいわけではないけど、熊本の前に調子をあげてこられました。それができて、うれしい」と表情が明るい。

 さらに、「去年の第2日、初めて60台のスコアが出た。少し、自信になっている。また、コースを知っているけど、本当に難しい。ただ、今年はそれほどグリーンが速くはないようですね。毎日、アンダーパーのプレーができるように試行錯誤しながら全力投球しましょう」と話した。

 ちなみに、トレンドになっている桃子-については、「上田さんの優勝。とてもかなわない。尊敬する先輩です。でも、桃子が話題になったから皆さんからすごい反響がありました」という。

 岸部に代わって、今回はルーキーの植手が参戦。トリプル桃子はどんな相乗効果をもたらすか、黄金の桃子へ興味津々である。

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