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2022.4.22

松森彩夏→姉妹で・川奈で・奮闘中

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

40th フジサンケイレディスクラシック 川奈ホテルゴルフコース 富士コース(静岡県)第1日

 初夏を思わせる1日。気温の上昇とともに松森彩夏が調子をあげてきた。5バーディー、1ボギーの67をマーク。4アンダーの好スタートを切った。

 今大会との相性は抜群。15年=2位タイ、16年=7位タイ、17年=3位タイと優勝争いを展開した。この日も1番で、下りの6メートルを見事なバーディーである。不振続きのこれまでがうそのようなプレーを存分に披露。

 キャディーを務めるのは、1歳下の妹・杏佳。17年には姉妹でV争いに加わり、ともに3位という実績がある。「景色がよくて、素晴らしいコース」、「優勝争いもしたね」など、楽しい会話が多かったという。

 ただし、ともに試合出場歴があるプロフェッショナル。今回、立場は違うが強力コンビで復活を目指している。特に、日頃からボギーを打つと、後悔を引きずることが多い姉へ、「今度はバーディーをとる気持ちでいく。その前に、気分転換。これを食べて」と、グミを差し出すなどさりげないサポートが心憎い。

 アドバイスも的確で、パー3の名物ホール、17番ではクラブ選択に迷っていたが、「下のクラブでしっかり打った方がいい」と6Iを推奨。その結果がバーディーを運んできた。

 16年、富士通レディースでJLPGAツアー初優勝。ところが、18年からスランプにあえいでいる。「小さい頃から、コーチの言うことを素直に聞いて、その通りにやってきた。だから、スイングが崩れ、調子を落とすとなかなか立て直せない」という。

 今季も出場7戦で、6戦が予選落ち。5月19日、28歳を迎える前に不振脱出を-と願うのは当然だろう。やればできる。それは本日、証明してみせた。川奈のバーディーラッシュは特効薬へ変わる。

(JLPGAオフィシャルライター=宮脇 廣久)

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