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2022.5.3

シン・高橋彩華『私、変わったのでしょうか』

ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 茨城ゴルフ俱楽部 西コース(茨城県)指定練習日

 高橋彩華が好調だ。公式会見の常連となり、見る立場でも様子がわかってきた。もちろん、今大会も好調だ。表情は穏やかそのもの。「今、筋肉痛がちょっとひどい。きのう、トレーニングをしたからその影響です。たぶん、開幕までには万全へもっていけると思う」と話した。

 悲願の初優勝を飾った後、前週もV争いへ加わっている。「すごく心配だった。優勝して、気が抜けやしないか…と。でも、そんなことはなかった。いつも通りのプレーができたことが本当に良かったと思う」と加えた。

 昨年は首位で最終日を迎えたが、5位。何度も、「悔しい」と吐き出した。いよいよ、リベンジの大会である。ただし、「頑張りたいけど、西コースはあまり得意ではありません。ジュニアの頃からプレーしているけど、とにかく難しい。でも、今は実力をつけて試合へ臨むことができる。どうなるか、期待と不安が入り混じっているのが正直なところです」と控えめだ。

 そんな状況だから、挑戦することに意義がある。初Vから大きく変化をしたのは精神面。こんな心情を明かす。「優勝する前、試合の前日は不安ばかりが次から次へと浮かんできた。それが(前週から)早く2勝目をあげたい-に。自分へプレッシャーをかけるのではなく、いつできるのだろうなどと考えると、すごく楽しい」。本人は気がつかなくても、大きな変化を遂げていた。

 そうでなければ、楽しむなどいうことができない。あすのプロアマを経て、予選ラウンドは同じ黄金世代の大里桃子、原英莉花と同組でプレーする。「大会を盛り上げます。同い年の3人ですから、ピリピリしない空気がある。予選突破、いろいろ考えるのはそれからですね。私、変わったのでしょうか」と逆質問。言わずもがな-である。

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